下関は夜が早い。駅前のアーケードも十時前には人がまばらになる。地元で遊ぶ選択肢が無いわけではないが、同じ顔ぶれを何度も見とると、たまには外に出たくなるもんじゃのう。
関門海峡を越えて博多まで
関門海峡越えたら福岡。壇之浦から高速に乗れば博多まで一時間半だった。その日は八月頭の月曜で、仕事が思ったより早く上がった。エアコンの効かん軽トラは置いて、嫁の車を借りて出た。
古賀のサービスエリアで缶コーヒーを一本だけ買った。ここのトイレがやたら綺麗なのが、毎回ちょっとした楽しみになっとる。
博多に着いたのは九時前だった。
人妻の品格という店
博多デリ 人妻の品格。名前のとおり人妻専門のデリヘルで、博多駅の周りにホテルを取っておけば、大体そこまで来てくれる。派手な演出は一切ない店じゃ。
人妻専門と言っても中身には幅がある。二十代を無理やりその枠に入れとる店もあるが、ここは在籍を眺めた限り本当に上の年代で固めとった。下関だとこの層はそもそも数がおらん。高速代を出してまで出てくる理由はそこじゃ。
電話から部屋まで
初めてだったのでネット予約はせず電話にした。「初めてなんですが」と言うと、出たスタッフが料金と時間の説明を一往復で終わらせてくれた。無駄がない。ああいうのは助かる。
ホテルは駅の東側の古いビジネスホテル。フロントの兄ちゃんが眠そうで、鍵を渡すときに一言も喋らんかった。部屋は狭い。ベッドとテレビの間が人一人ぶんしかなくて、荷物の置き場に困った。ここは減点じゃ。
指定した時間から十分ほど遅れて、ノックが鳴った。
きょうこさんの夜
ドアを開けて最初に思ったのは、思っとったより細い、だった。写真は写真でしかないと普段は疑ってかかるほうだが、この人は腰から下が本当に細い。それでいて上は重たい。バランスが崩れとるというか、そこが妙に生々しかった。
顔立ちは派手ではない。近所のスーパーで会ってもたぶん気づかん。ただ目尻の下がり方と、笑うときに口元を手で隠す癖が、こっちの調子を狂わせる。
「シャワー、一緒に入る?」
声が思ったより高い。狭いユニットバスに二人で入って、背中を流してもらっとる間はずっと世間話だった。下関から来たと言うと「え、遠くない?」と本気で驚かれて、そこから唐戸市場の話になった。フグの話をデリヘルの風呂でするとは思わんかった。
泡がぬるぬる背中を滑る間に、手が前に回ってくる。切り替えが自然すぎて、いつプレイに入ったのか分からんかった。うまい。
ベッドに移ってからは、ずっと向こうのペースだった。プロフィールに男性を責めるのが好きだと書いてあるが、あれは看板倒れではない。乳首から始まって、こっちが逃げようとすると押さえてくる。腰がビクビク跳ねるのを見て笑っとった。
ただ、その乳首の力加減はこっちの好みより少し強かった。途中で一回だけ「もうちょい弱めで」と言って、そこからは合わせてくれた。言えば直る範囲じゃ。
キスが長い。異様に長い。息が上がって一回離れると、また顔を寄せてくる。この人の一番の武器はたぶんそこじゃのう。
途中で一度だけ手が止まって、エアコン寒くないかと聞かれた。こういう気の回り方をされると、こっちも変に構えんで済む。
こっちも途中から反撃したが、反応は正直なほうだった。声を我慢する気がまったくない。壁の薄いホテルだったので、まじで隣に聞こえるぞと思ったが、本人は気にしとらん様子だった。
終わってからも急かさない。残り十五分ほど、二人でベッドに転がって喋っとった。息子さんが今年受験らしい。そういう話をされると急に生活が透けて、こっちの罪悪感がじわっと来る。それも含めて人妻専門なんじゃろう。
接客というより、家に上がり込んだ知り合いと喋っとるような時間だった。それを良いと取るか、味気ないと取るかは人によると思う。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
不満を挙げるなら、部屋に入ってからの前半、着替えのあたりで間延びが少しあった。あと予約した時間帯が悪くて、道が空いとったせいで自分が先にホテルへ着きすぎて手持ち無沙汰になった。次は九時台を避けるつもりじゃ。
帰りの高速は空いとって、関門橋の照明が海に落ちとるのがやたら綺麗だった。門司で一回降りてラーメンを食って帰った。
あの夜、最後にどういう流れになったかは限定エリアに書いとる。