天文館で飲んだ帰りにキャンディへ
八月の終わりの水曜、屋台村で焼酎飲んでから一人になった夜だった。鹿児島は夏の終わりでも風が生ぬるくて、飲んだあとにまっすぐ帰る気にならない日がある。この日がまさにそれ。電停のベンチに座ってスマホをいじっているうちに、前から名前だけ知っていた店を思い出した。キャンディ。鹿児島市内では長くやっているデリヘルだ。
選んだ理由は単純で、在籍の子の写真の空気が他所と違ったから。盛りに盛った加工じゃなくて、部屋の窓から入る光をそのまま撮りましたみたいな一枚が並んでいた。そこにいたのがコノハという子だった。
電停から部屋までの段取り
天文館通の電停を降りて、飲み屋の裏手に一本入るとビジネスホテルが固まっている一角がある。観光で来た人が泊まるのもだいたいこのへんだ。この店は派遣型だから、店舗に足を運ぶわけじゃない。自分で部屋を取って、そこで待つ形になる。市内中心部なら派遣エリアの真ん中なので、移動の心配はほぼいらなかった。
ただ、到着予定の時刻は少し余裕を見ておいたほうがいい。この日は21時ちょうどの予定が、部屋のチャイムが鳴ったのは20分過ぎだった。連絡が一本あればもう少し落ち着いて待てたのにな、と思ったのは正直なところ。本当に来るのかとちょっと不安になったし、エアコンを効かせすぎた部屋でテレビの音を絞って待っていた時間だけは、あんまり気分のいいものじゃなかったかな。
システムのこと
コースは時間で区切る形。短いところで六十分、料金は一万四千円からだった。そこに指名まわりの上乗せが乗る。写真を見て決められるので、フリーで賭けに出る必要はない。というより、この店で写真を見ずに任せるのはもったいない気がした。
店側のやりとりは終始やわらかかった。初めてです、と伝えたときの割引や時間の組み方の説明が細かくて、この街の店としてはかなり丁寧なほうだと思う。派遣型なので待合とか個室とかいう造りの話は出てこない。そのぶん、部屋に入ってからの立ち上がりが早い。ここは好みが分かれるところだと思う。
コノハの印象
ドアを開けて最初に出たのは、うわ、という声だった。まじで写真より肌が白い。日本人形っぽい顔立ちで、鼻筋がすっと通っている。二十三歳。百六十センチで、胸はGらしいが、実物は数字よりも形のよさのほうが目につく。腰がきゅっと締まっているぶん、余計にそう見えるのかもしれない。
そして笑うと目が細くなって、うさぎみたいな線になる。これがずるい。写真ではここまで分からなかった部分だ。話し方はちょっとサバサバしていて、地元の言葉が混ざる。「そこ座っとって」と言われて、ああ鹿児島の子だな、と勝手に安心した。
面白かったのは、この子が演技を頼まれるのが得意じゃないところ。前職は学生だったそうで、そういう世慣れていない感じが会話のあちこちに残っている。冷たい態度をやってみて、と振ってみたら、最初の十秒だけぎこちなく成立して、あとは素の笑い声に戻ってしまった。「ごめん、無理」だそうだ。作りものが上手い子より、こういう不器用さのほうが記憶に残る。逆に言えば、キャラ演技をがっつり求める人には向かない。ここは事前に考えておいたほうがいい部分だと思う。
評価はこんな感じ。
ルックス ★★★★★
スタイル ★★★★★
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★★
性格 ★★★★★
アソコだけ星を一つ落としたのは減点というより、そこを語るには一度きりだと材料が足りないという意味。あとの項目は迷わなかった。
部屋に入ってからの入口だけ
この店は、というよりこの子は、入口の段取りが決まっている。ドアを開けてすぐハグ。荷物を置くより先にハグが来るので、こっちの緊張が一段落ちる。それからソファに並んで座って、しばらく喋る。天文館のどの店が旨いとか、そんな他愛のない話だった。
そのあと歯を磨いて、うがいをして、順番に風呂へ。この流れが崩れない。段取りが決まっている子は、こっちが何も考えなくていいので楽だ。湯を浴びながらも会話が途切れなくて、背中に手を回されたときの肌がぷるぷるして、そこで一気に空気が変わった。
ここから先は書かない。
続きは限定側で。
また呼ぶか
呼ぶ。六十分にしたのを後悔したくらいだから、次はもっと長く取る。短いコースは、時間そのものより「まだ喋っていたい」という気持ちが余るのが一番きつい。帰り道、まだ人のいる天文館のアーケードを歩きながら、二時間でも足りなかったろうなと考えていた。締めのラーメンを食べる気にもならず、終電前の市電に乗って帰った。天文館は飲んだあとの選択肢が多すぎて、こういう夜は結局どこにも寄らずに帰ることになる。焼酎飲んでから動くと判断が雑になるのは毎度のことで、今回に限っては雑な判断が当たったというだけの話だった。
鹿児島で遊ぶ人にはちゃんと薦められる子だった。この夜に実際どこまでいったのか、料金と時間の組み方、次に呼ぶときのコツは、限定エリアのほうに全部書いた。