焼酎3合いった夜の思いつき
木曜の夜、天文館の行きつけで芋を3合ばかり空けたところで、そのまま帰る気が失せた。焼酎入った勢いで、前から気になっとったフェアリー【鹿児島店】に当日で入れんか調べてみたわけじゃ。22時を回っとったのに枠が残っとった。
鹿児島市のデリヘルは天文館の周りに事務所を置いとる店が多い。市電の天文館通で降りて飲み屋街の裏手にホテルを取れば、あとは部屋で待つだけで済む。酔っとる人間に移動を強いらん距離感は、それだけで加点じゃ。
部屋を押さえてから案内までが十五分ちょい。その間にシャワーを浴びて、備え付けのコーヒーを一杯飲んで、天気予報をぼんやり眺めとった。翌日は雨だと言うとった。
システムは迷う要素がない。スタンダードクラスが五十分から百二十分まで刻んであって、延長は三十分単位。写真を見て指名するか、その日の空き枠から回してもらうかの二択で、指名料が別で乗る形じゃ。オプションは長いコースを取ると無料枠が付く。
そこは素直に助かる。
ホテル代は自腹。天文館のデリヘルはどこもそうなんじゃが、飲んだあとに部屋を探すと土日は埋まっとって焦った経験がある。木曜でよかった。
部屋に入ってきたまおのこと
ドアが開いた三十秒
時間ぴったりにノックが鳴った。この予約時間ぴったり、というのが思っとった以上に効く。酔って時計を見る回数が増えとったから、開いた瞬間に肩の力が抜けた。
「はじめまして、まおです」と、玄関先で小さく頭を下げてきた。
それが第一声じゃ。
声は控えめで、喋り方はおっとりしとる。ベッドに直行せんで、まずは並んで座って自己紹介から始まった。急がん子じゃ。現役の保育士をしながら店に出とると聞いて、間の取り方に納得した。こっちが喋り終わるまで待つ癖がついとる。
服装は紺のジャケットに白いカットソーで、風俗の子というより仕事帰りの若い先輩みたいな雰囲気じゃった。派手さで押してこん。手に持っとった紙袋を隅に置く仕草まで丁寧で、こういうところで育ちが出るんじゃなかろか。天文館で飲んどると派手な子ばかり見慣れてしまうけん、こういう静かな入り方をされると、こっちの酔いが一段醒めて背筋が伸びる。焼酎で緩みきった頭のまま迎えるつもりでおったのに、こっちが先に居住まいを正すことになるとは思わんかった。
ここで印象が決まる。
肌が本当に綺麗じゃった。天文館のネオンの下じゃなくて、部屋の白い蛍光灯で見て、それでも粗が見えん。笑うと目が細くなる可愛い系で、二十六という年齢より少し幼く見える。
湯気とタオルと、洗われる時間
話しながらお風呂に湯を張って、そのまま洗ってもらう流れじゃった。ここが長い。泡を手のひらで温めてから乗せてきて、首筋から背中、腰まで順番を飛ばさん。ぬるっと滑る感触が続いて、風呂場なのに眠くなりかけた。
「お仕事、今日も遅かったんですか」と聞かれて、飲んどっただけじゃと正直に答えたら笑われた。
ただ洗うときの力加減はこっちにはやや弱くて、途中で自分から手を添えた。あとは浴室が狭い。二人で立つと肘が壁に当たる。これは店やこの子の問題じゃなくてホテルの選び方の話で、惜しかったのは自分の詰めの甘さじゃ。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★★
性格 ★★★★★
胸の大きさは控えめじゃが形がええ。体つきは細いのに、触ると肉が柔らかくて、もちもちした手触りが想像と違った。感度はどこを撫でても返ってくる。首筋に指を滑らせただけでビクンと跳ねたのは、演技には見えんかった。
本人いわく全身が性感帯で、傷やアザが出来やすい体質じゃけん優しく扱ってほしい、と先に申告があった。この一言があるかないかで、こっちの触り方はだいぶ変わる。強く掴まんでも十分に反応が返る子じゃから、こっちも力むだけ損じゃ。
ここが一番ぐっときた。
性格は満点でよか。天文館はよかど、と言うたら「今度連れて行ってください」と返ってきて、この一往復で場が完全にほどけた。
帰りの市電で考えとったこと
ベッドに移ってからのことは、ここでは書かん。今回いちばん濃かったのはそこじゃし、書き出すと長い。
終わってからも急かされんかった。着替えながら保育園の行事の話をして、玄関で「またお待ちしてます」と見送られた。受付から見送りまで一度も雑にならんかったのは、初めて使う店としては大きい。
帰りは市電がもう終わっとって、タクシーで戻った。運転手と焼酎の話をしながら、なんでこの店を後回しにしとったんかを考えとった。
途中でコンビニに寄って、水と唐揚げを買う。飲んだあとに揚げ物を入れる癖は、いい加減やめたほうがよか。
ひとつだけ言えば、五十分は短い。話が面白い子ほど時間が溶ける。次は六十分か、思い切って九十分を取る。
ベッドでの中身と、どこまで通ってどこで止まる線なのか、それと指名するときのコツは限定エリアに書いた。やばい、思い出したらまた行きたくなってきたわ。