仙台さ下りた金曜の夜
月に二回か三回、仙台の取引先に顔を出す仕事がある。今回は金曜の夕方に山形駅前から高速バスに乗って、宮城県に入ったころには外がもう暗かった。着いたのは19時過ぎ。細い雨が落ちていて、傘を出すのが面倒でそのまま歩いた。
傘は結局、最後まで出さなかった。
山形だっけがよ、この手の店の選択肢はほんとに少ない。だから仙台に泊まる日は、仕事の段取りより先にそっちの予定を考えている自分がいる。情けない話だず。
今回の宿は会社が借りっぱなしにしている部屋で、ホテルではない。玄関の鍵を自分で開けて入る、生活感のない1Kだった。狭いなりにベランダだけは妙に広くて、そこが後になってちょっと効いてくることになる。
熟女の風俗最終章 仙台店で面食らったこと
店名だけ見て、正直こっちが身構えていた。サイトの中でも「ばばぁ」という言い方が連発されていて、ふざけた店なんだろうと勝手に決めつけていた。
ところが問い合わせてみたら、出たのが女性だった。それだけでまず面食らったのに、受け答えがとにかくはきはきしている。こっちが「初めてで、よく分かってないんですけど」ともたついている間に、必要なことだけ順番に確認して、話をきれいに前へ進めてくれる。上場企業の窓口にかけたときのあの感じで、こっちの背筋が勝手に伸びた。この業種の受付でそうなったのは初めてだった。こちらの滞在日と、部屋がホテルではないことを伝えたときも、含みのある言い方を一切せずに条件だけ確認して返してきた。判断に必要な情報が最短で揃うので、迷っている時間がほとんど要らない。
この時点で、店に対する印象がひっくり返っていた。
先入観のほうが恥ずかしくなった。
国分町の空気と店の場所
店が構えているのは仙台駅から西に歩いた青葉区、飲み屋が固まっている国分町のあたりになる。駅の西口からアーケードを抜けて広瀬通を渡ると、看板の数と色がはっきり変わるのですぐ分かる。金曜の夜は人が多くて、道の真ん中でキャッチに二回声をかけられた。山形の駅前でこの密度になることは一年に何回もないので、歩いているだけで少し気持ちが浮ついてくる。ここで飲んで帰るだけでも、出張としては悪くない夜になっていたと思う。
そういえば駅前のコンビニでイヤホンを買った。前の日にケーブルを断線させて、バスの二時間がずっと無音だったからだ。この話は本筋とまったく関係ない。
会社が借りっぱなしの部屋
部屋そのものは狭い。寝るところを置いたら残りは通路みたいなもんだ。ただベランダから広瀬通の方向の灯りがひととおり見えて、山形の自宅からは田んぼしか見えないので、これでも十分に夜景と呼んでいる。
選び方で迷う要素はなかった。在籍のページに顔写真とプロフィールが並んでいて、そこから決める形。時間の長さはコースで決まっていて、指名するかフリーにするかもその場で選べる。写真を見て自分で決められるのは、この業種に慣れていない人間にはありがたかった。細かい条件は公式で確かめてもらったほうが早い。
さおりという人の輪郭
受付の人に「どんな雰囲気の方ですか」と聞いたら、「昭和のアイドルみたいな人です」と返ってきた。昭和生まれの人間にその説明をされたら、もう呼ぶしかない。
玄関を開けて、少し驚いた。
実際に来たのは、写真よりはっきり綺麗な人だった。163cmで、細いというより締まっている体つき。白いカーディガンに紺のスカートという格好で、これで駅前を歩いていても誰も振り返らないと思う。派手さで押してくるタイプではまったくなかった。
26歳。前職はアパレルだそうで、服の話になったときだけ喋る速度が上がる。酒は飲めない。煙草は電子のやつだけ吸う。耳が弱いと自分から言っていた。趣味は料理とAV鑑賞という並びで、後半で少し笑った。
笑うと目がなくなる人だった。
顔と足は乾燥するから舐めないでほしい、という線も最初に引いてくれた。ここは駄目、と先に言える人は、こっちも安心して任せられる。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
ベランダに出たところまで
少し喋って空気がほどけたあと、なんとなくベランダに出た。仙台の夜景なんて大したもんじゃない、と自分では思っていた。ところがこの人は本気で喜んでいて、手すりから身を乗り出して「わー、ここ全部見えるんですね」と目をキラキラさせている。無邪気というか、冷えるからと部屋に戻したくらいだった。
こっちのほうが先に寒くなった。
正直に言うと、この時点でもう半分満たされていた。ここから部屋に戻って何があったのかは、投稿者限定エリアのほうに置いておく。
また仙台さ来たら
仙台さ出ればあるけど、山形に帰ればこの選択肢は消える。だから次に仙台泊まりが決まったら、たぶん迷わず同じ人を呼ぶだず。
帰り道は雨が上がっていた。国分町のはずれのラーメン屋で味噌を食べて部屋に戻ったのだが、これがまじで美味かった。
指名するときのコツと、あの部屋であったことは限定エリアのほうに書いた。