新水俣から一駅、出水まで
金曜の夕方、仕事が押して熊本駅に着いたのが十九時過ぎだった。新八代から新幹線に乗って、新水俣で在来線に乗り換える。出水までは思っとったより近い。熊本んもんは鹿児島と聞くと鹿児島市ばかり頭に浮かべるばってん、県北の出水はほとんど熊本の延長みたいなもんたい。
改札を出たら小雨が降っとった。三月の終わりで、風はまだ寒い。傘ば持ってきとらんかったけん、駅前のコンビニで五百円のビニール傘を買った。この時点でちょっと焦った。予約の時間まで二十分しかなか。
そういえば去年、同じ路線で水俣のラーメン屋に寄ったことがある。あれは旨かった。今日は素通りたい。
CHERRY チェリーを選んだのは単純な理由で、出水まで来る用事があるなら在籍の厚か店に入りたかったけん。あとはかのんという子のプロフィールが引っかかった。二十歳、148cm、Fカップ。数字だけ見ると出来すぎとる。ああいうのはたいてい写真の角度で作っとるもんね、と疑いながら電話ば入れた。
部屋に入ってきた瞬間
目に入ったもの
ビジネスホテルの部屋は狭い。ベッドと窓の間に人ひとり分の隙間しかなかったばい。ドアがノックされて開いたとき、最初に見えたのは髪だった。暗い茶色で、肩よりだいぶ長い。
「こんばんはー、かのんです」
声が思ったより高くて、そのわりに喋り方は落ち着いとる。ニットにプリーツスカートという、この仕事の子にしては地味な格好で入ってきた。顔は写真と同じ。角度で作っとるどころか、実物のほうが目が大きい。148cmという数字も、隣に立つと本当にそのくらい小さかった。
触れてわかったこと
先にシャワーば浴びて、戻ってきたら彼女はベッドの端に座って濡れた髪ば触っとった。手を握ったら指が冷たい。「雨で冷えました」と笑う。
肩に触れたときにわかったのは、写真に出とらん厚みだった。Fという表記に嘘はなか。ただ、俺が驚いたのはそこよりも肌のほうで、二十歳の肌ってこんなにぬるぬるした感触なのかと、正直やばいと思った。腕を撫でると産毛が立って、ビクビクと小さく震えた。
採点してみる
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★★★
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
アソコを星三つにしとるのは、比較できるほどこっちに余裕がなかったけん。ようわからんかった、が正直なところたい。
出水で過ごした二時間
キスから始まった。二十歳の子にありがちな勢いだけの雑なやつを想像しとったが、全然違った。舌の動きが遅くて、こっちの反応ば見ながら角度を変えてくる。
正直、これは予想外だった。
首筋から下りていく手つきに一度だけ引っかかりがあって、最初の力加減が強かった。「痛かったですか?」と聞かれて、そこから先はちょうどよくなった。自分から聞いてくるあたりが二十歳らしくなか。
Fの胸は、寝かせても横に流れずに残るタイプだった。手のひらで下から支えると重さがはっきりわかる。彼女は胸を触られとる間じゅう、息ば止めては吐いてを繰り返しとった。感度がよかとか、そう見せるのが上手いとか、この時点では判断がつかんかった。
判断がついたのは、内腿に手を這わせたときたい。ビクッと腰が跳ねて、そのあと自分から脚を開いた。演技でここまで反射的に動くのは難しかと思う。
「そこ、弱いんです」
そう言いながら、こっちのシャツの裾ば掴んで引っ張ってきた。押し倒されるかと思った。
そこからは彼女のペースだった。上に乗られると髪が顔に落ちてくる。安っぽい照明が髪の隙間から漏れて、その光の切れ端がやけに記憶に残っとる。
途中で一度、外の道路ば救急車が通った。サイレンが遠ざかるまでふたりで黙っとって、消えた瞬間に彼女が吹き出した。「タイミング悪すぎ」と言われて、こっちも笑った。この間の抜けた時間が、実は一番よかったかもしれん。
後半は彼女のほうが先に息が上がっとった。汗で前髪が額に張りついて、それを自分でかき上げる仕草がよかったばい。終わったあと、しばらく胸の上に頭ば乗せたまま動かんかった。
ぶっちゃけ、二時間は短い。九十分にしとったら足りんかったと思う。
ドアが閉まったあと
シャワーのあと、彼女は髪ば乾かしながら出水の話ばしとった。地元の子ではないらしい。「休みの日は水俣まで買い物に出ます」と言うとった。熊本の話ば振ったら下通りに行ったことがあると返ってきて、そこから五分ほど飲み屋の話になった。
ドアが閉まったあと、部屋には彼女のシャンプーの匂いだけ残っとった。窓の外はまだ雨だった。
帰りの電車まで一時間あったけん、駅前でビールばもう一本買った。傘は結局、部屋に忘れてきた。
料金と指名の取り方、何時に入るのがよかか、それとかのんが「どういう流れ」になる子なのかは、この下の限定エリアに書いとく。