真夏の金曜、太田まで車を出した
土浦から群馬の太田市まで、北関東道をひたすら西へ走って二時間ちょっと。地元で遊ぶなら常磐線で1本だっぺ、で片付く話なのに、この日はわざわざハンドルを握っていた。真夏の午後で、エアコンが効いてくるまでの最初の十分がとにかく暑い。
目当ては一人だけだった。君とふわふわプリンセス 太田店に在籍している、ももという子。二十歳でHカップ、身長は百五十センチちょっと。数字だけ並べると作り物っぽく見えるのに、写真の色白具合だけが妙に生々しくて、そこが引っかかった。
土浦にもいい店あるのは、こっちだって分かってる。
太田駅の南側はホテルがまとまっていて、部屋を取ってから呼ぶ形になる。ここは店舗に上がるタイプではなく、部屋まで来てもらう派遣型だった。指名は写真を見て自分で決める形で、初回の枠には割引が付く。相場より安いのは走る前に調べて知っていた。ホテルの駐車場が一方通行の内側にあって、道に迷って一本行き過ぎたのは内緒にしておく。入り口の前で一度切り返してから停め直したので、部屋に入った時点でもう軽く疲れていた。こういう無駄な体力の使い方をするから、遠征は事前に地図を見ておけという話になる。
この店は看板にぽっちゃり系と出ているが、在籍を眺めていくと体型の幅がかなり広い。ももはその中でも、胸だけが極端に主張しているタイプに見えた。太田は駅前に大きな歓楽街があるわけではなく、幹線道路沿いに店とホテルが点在している街で、車で来る人間には向いている。
ももは、写真の三倍くらい色白だった
部屋が決まってから来てもらうまで、待ち時間は三十分ほどだった。その間にシャワーを浴びて、テレビをつけて、結局内容が頭に入らないまま時間だけ過ぎていく。
ノックの音が思ったより小さくて、一瞬聞き逃しかけた。ドアを開けたら、想像していたより頭の位置が低い。百五十一センチというのはこういう見え方をするのかと、変なところで感心した。
「はじめまして、ももです」
声が、思っていたより高い。
顔を上げた瞬間に、こっちが目を合わせられなくなった。写真で見て可愛いと思って来ているのに、実物のほうが二段くらい上をいく。こういうのは逆に困る。まじで、しばらく壁のテレビのほうを見て話していた。二十歳の子に緊張させられるとは思っていなかった。
肌はもちもちで、腕に触れた感じが同年代の子と全然違う。色が白いというより、光を弾いているみたいな白さだった。胸は写真どおりというか、写真だと収まりきっていない。むちむちという言葉が誉め言葉になる体型は久しぶりに見た。座っているときと立っているときで印象が変わるのも面白くて、立つと胸の存在感が一段増す。本人はそこを気にしている素振りもなく、普通に隣に座ってくるので、こっちだけが妙にそわそわしていた。
先に採点だけ置いておく。
六項目、正直につけてみた
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★☆
おっぱい:★★★★★
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★☆
性格:★★★★★
スタイルを満点にしなかったのは、身長とのバランスで好みが割れるだろうと思ったから。逆に言えば、この体型が刺さる人間には満点以外ありえない。感度は後半でもう一段上がったので、四つ半くらいの気持ちでいる。
シャワーの前に、少し長めに話した
先にシャワーへ、という流れにならず、ベッドの端に並んで座って世間話が始まった。趣味の話から絶叫アトラクションの話になって、これが妙に盛り上がる。「あれ、落ちる瞬間だけ息できなくないですか」と真顔で言われて、思わず笑った。群馬の話も少しした。土浦から二時間かけて来たと伝えたら、目を丸くして「そんなに走ってきたんですか」と返された。常磐線の側から車で来る客は、この街ではあまり多くないらしい。
会話が続く子だというのは、この時点でもう分かった。
シャワーを済ませて戻ると、こっちが座るより先に正面から抱きついてきた。胸が先に当たって、そのあとで腕が回ってくる順番になる。抱き心地がとにかく良くて、離れるのが惜しくなるハグだった。この時点で、九十分は短かったなと確信していた。
ここから先は、限定エリアのほうに全部書いた。
土浦に帰る車の中で考えていたこと
帰りは高速を降りてから下道でラーメンを一杯食べて、そこからまた一時間。太田は正直遠い。それでも、走った距離に対しての満足度で言えば釣りが来る。あと、ホテルの部屋がやたら寒くて、途中でエアコンを止めたのは書いておく。こういう細かいところで集中が切れるのは、少しもったいなかった。
そういえば、コンビニで買った缶コーヒーを結局飲まないまま持ち帰っていた。それくらい余韻が残っていたということにしておく。
次に取るなら九十分では足りない。時間が過ぎるのが早すぎて、終盤は時計を見るのをやめた。もっと長い枠で、もう一度この子を指名したいと思っている。土浦から二時間走る価値があるかと聞かれたら、この日に限っては迷わず「ある」と答えるだっぺ。