札幌に出てきた日のこと
函館から特急で三時間半。札幌は年に二回か三回しか来ないべさ。
土曜の夕方、仕事の用事が16時で片付いて、そのまま帰るのがもったいなくなったんだべ。函館はのんびりでいいべ、と普段は思っとるけども、たまには人の多いところで遊びたくなる。すすきのに着いたのが19時前で、雨が降りそうな重たい空だった。
そういえば前に来たときはラーメンを食ってから遊びに行って、腹が重いまま時間が終わって失敗したんだった。今回は先に店へ電話を入れた。
ビルの場所で少し迷った
受付は雑居ビルの中にあって、正直これは分かりにくい。一階に看板が出とらんもんだから、地図アプリを見ながら同じ角を二回曲がった。徒歩で回れる距離なのに5分ばかり焦った。函館の店みたいに大通り沿いにドンと構えとるわけじゃないべさ。
通された部屋のこと
部屋は思ったより整っとった。ベッドとシャワーだけの作りで、狭いことは狭いけども、掃除は行き届いとるしアメニティも一通り揃っとる。壁が薄いのか隣の水音がうっすら聞こえたのは気になったな。まあ、この手の店に静けさを求めるほうが間違っとるべ。
待ち時間は10分ちょい。悪くない。
店の名前の通り、女の子はバニー衣装で出てくる。すすきのにはこういうコンセプト物が何軒かあるけども、衣装が使い回しでくたびれとる店も正直ある。ここのは生地に張りがあって、写真で見たのとほぼ同じものが出てきた。細かいところだけども、こういうのを手抜きしとらん店は信用できるべさ。
ねねさんという子
ドアが開いて最初に思ったのは、写真の加工がほとんど効いてないってことだべ。155センチの細い体に黒のバニー衣装、プロフィール通りのDカップで、盛りすぎてないライン。20歳。若いのに妙に落ち着いとる。
顔立ちは店が言う清楚系で嘘がない。前に別の店で清楚系を指名して、来たのがバリバリのギャルだったことがあるから、この手の看板は半分疑っとるんだけども、この子は看板通りだった。目元が柔らかくて、笑うと少し子どもっぽくなる。髪はロングで艶が本物。
開口一番「函館ってイカ美味しいですよね」と来たべ。天気の話でも出身の話でもなく、そこから入るのか。会話の入り方が上手い子だと思った。
音楽の話でも盛り上がった。聴く専門で、移動中に流す曲の話を延々としてくれる。初対面が苦手な人でも間が持つタイプだべさ。喋っとるうちにこっちの緊張がほどけていくのが分かった。
前はガールズバーで働いとったらしくて、その頃の客の話を面白おかしくしてくれた。喋りの訓練を積んどるわけだ、道理で間が上手いはずだべ。函館にもそういう店はあるけども、札幌の子は場数が違うんだなと妙に納得した。
アイドルに似てるとよく言われるらしい。誰とは書かんけども、確かに面影はある。本人はそれを言われるのが照れくさいみたいで、慌てて話を逸らしにきたのが可愛かった。
この日は胃の調子が悪かったらしくて、そこは心配になった。それでも顔には出さずに出てきとるあたり、仕事としてきっちりしとる子なんだと思う。
写真との差でいうと、ヘブンの一枚目がほぼそのまま出てきた。加工で目を大きくしとるとか輪郭を削っとるとかは感じん。すすきのでこれは珍しいほうだと思うべ。違いといえば、実物のほうが少し小柄に見えたくらいだべさ。
函館では、まずお目にかかれん水準。
函館に帰る前に書いておくこと
ルックスは指名前の想像を超えとったし、性格も文句なし。ただ、店のスタッフの受け答えは函館の馴染みの店に比べると少し事務的で、そこは物足りなかったべ。悪いわけじゃない、淡白なだけ。
ここから先、60分の中身といくら払ったかは、登録してくれた人にだけ書いとくべさ。