【鶯谷デリヘル】ローマンののあ、NNまで行ったのに気持ちが乗らなかった話
吉原のマット目当てで週末を潰すのが長年の習慣なんだが、その週は木曜の仕事帰りに鶯谷まで足を延ばした。マットのない店に金を落とすのは久しぶりでな。先に書いておくと、これはうまくいかなかった側の記録だ。
予約が飛んだ木曜の夜
もともとは別の子を指名で押さえていた。ところが入る二時間前に店から電話が来て、その子が飛んだと言う。受話器の向こうで平謝りされながら、まじか、と声が出た。降り出しそうな空を見上げているうちに、代わりの候補を五人ほど読み上げられる。
そのうち一人が、写真が一枚きりで、しかも下半分にモザイクの掛かった子だった。
普段なら避ける。写真の少ない子は、店側が押し出しづらい事情を抱えていることが多いからだ。ただこの日は選び直す時間もなかったし、電話口のスタッフが妙に推してきたのもあって、のあで入ることにした。入ったばかりの子らしい。
鶯谷は駅を降りてからの道が細くて、ホテルの入り口も狭い。この辺りは何度来ても慣れないな。待ち時間はコンビニのコーヒーを部屋で飲んで潰した。終電を気にしなくていい日だったのが、せめてもの救いだ。この時点ではまだ、悪くない夜になると思っていた。
ハンディファン片手に入ってきた子
ドアが開いた瞬間、バッグを肩に掛けたまま、片手のハンディファンを自分の顔に当てて入ってきた。
「大丈夫?」と聞いたら「あ、大丈夫です」と返ってくる。汗をかいたまま走ってきたらしい。
小柄で、たしかに若い。ただ、パネルの写真で作られていた輪郭とは別物だ。頬から顎の線が写真ほど絞られていないし、肌も近くで見ると荒れているのを化粧で押さえ込んでいる。モザイクは口元を隠すためのものだったんだろう。写真の撮り方で盛りすぎると、こういう落差が最初の数分で全部出る。
服を脱いでもらうと、胸の形も尻の位置も、写真から想像していたものより下がっていた。腿には柔らかい肉がついている。若さで押し切れる範囲ではあるが、スレンダー目当てで来た人間は確実に外すぞ。
シャワーはこちらから誘った。放っておくと座って喋り続けそうな空気だったからだ。
洗い方は丁寧だった。手のひらを立てずに面で当ててくるので、力加減は悪くない。ここは素直に褒めておく。
ベッドに移ってからは向こうに任せてみた。ぺろっと舌先で焦らしてから、根元まで口に含んでちゅぱちゅぱと音を立てる。手を添えるタイミングも、入ったばかりの子にしては形になっていた。ここだけ切り取れば文句はない。
途中で体を入れ替えて、こちらから触りにいった。胸の先はきれいなピンクで、ここは写真より良かったところだ。含んでみると、わずかに息が漏れる。感じる場所はこの辺りなんだろう。
問題はそこから先だった。
こちらが手を伸ばして返しても、表情がほとんど動かない。声も小さいまま、事務的に手順を進めている感じが最後まで抜けなかった。生で受け入れてもらえたし、中の締まりも悪くはない。ただ、腰を使っても反応が薄いので、こちらの温度だけが上がっていく。
体位を変えて密着させると、肌の張りだけは若さがそのまま出る。抱き込んだときの感触はぬるっとしていて悪くない。ただ、目が合わない。目線がずっと天井か横を向いていて、こちらを見てくれない。ここが最後まで引っかかった。
途中で一度、上に乗ってもらった。腰の振り方はぎこちなくて、リズムが噛み合うまでに時間が掛かる。ようやく合ってきたと思ったら、今度はこちらの膝が持たない。歳を取ると、こういうところで踏ん張りが効かなくなるな。
本人が言うには「イクまでかなり長いんです」とのことで、実際そのとおりだった。途中から時計を気にされ始めたのもあって、後半は駆け足になる。終盤は正面に戻して、そのまま最後まで受け止めてもらった。ゴムの話題は一度も出ない。この店はそういう作りなんだろう。
終わったあと、汗を拭きながら学校の話をしていた。そこは明るくて話しやすい子だ。人としては何も悪くない。
もう一度呼ぶかと言われると
物足りなかった点を整理しておく。
一つ目は写真との落差。二つ目は反応の薄さで、これは慣れの問題だから時間が解決するかもしれない。三つ目は時間の配り方で、前半の会話が長引いた分だけ後半が雑になった。この三つが重なると、いくら生で行けても満足度は伸びないってところだ。
逆に良かったのは、口と手の丁寧さ、それと性格だな。嫌がる素振りも余計な要求も一切なかった。入ったばかりでこれなら、半年後には別人になっている可能性はある。
金額の話はここには書かないが、払った分に見合ったかと聞かれれば、微妙、と答えるしかない。今日の時点で誰かに勧めるかというと、勧めない。残念だがそこは正直に書いておく。
もっと言えば、悪いのは期待値の置き方を間違えたこちら側でもある。マットの出来で決まる世界から来た人間が、手と口だけで組み立てる店に同じ物差しを持ち込むと、こうなる。鶯谷に来る前に一度頭を切り替えるべきだったな。
帰りは駅まで歩いた。雨は結局降らなかった。