お店について
甲府駅の南口から歩いて十分ちょっと、飲み屋の看板がまばらになってくるあたりにその店はある。行ったのは土曜の昼、雨が降りそうで降らない変な空の日だった。車で来る客が多い店らしく、建物の裏に駐車場が用意されている。自分はその日たまたま電車で甲府に出ていたので、駅からそのまま徒歩で向かった。
入口は思ったより地味で、初めてだと通り過ぎるかもしれない。受付は一階の小さいスペースで、椅子が三つしかない。待合が狭いのは甲府じゃこんなもんずら、と割り切った。スタッフの兄ちゃんは早口でも横柄でもなく、コースの組み方を紙に書いて説明してくれる。ソープの受付で紙を出されたのは久しぶりだった。
料金表は受付の壁に貼ってある。60分、90分、120分の三本立てで、写真指名と本指名で金額が変わるところまで聞かなくても全部書いてあった。この手の店で一番嫌なのは会計のときに知らない項目が出てくることなので、これは助かる。待っているあいだに地元の常連らしいおっさんが入ってきて、スタッフと甲州弁で天気の話を始めた。そういう距離感の店だった。
部屋は二階。ドアを開けた瞬間に浴室の湯気で少し暑いくらいで、マットとベッドの距離が近い。吉原あたりの部屋と比べれば当然コンパクトだけど、掃除は行き届いていた。
看板は控えめ。ネオンもない。
エレベーターはないので階段だけ。ここは正直しんどい。
この子について
指名したのは三十三歳の子。写真の時点で完全にギャル寄りだったから、のんびりした甲府の人間である自分とは合わないかもしれないと思っていた。会ってみたら、その心配は十分で消えた。
ルックス ★★★★☆
明るい髪色に濃いめのメイク。加工は入っているけれど、輪郭も目の感じも写真のままだった。パネマジで焦る、みたいな展開にはならない。
スタイル ★★★☆☆
157センチ。細いというより柔らかい方向の体つきで、腰はちゃんと締まっている。脚は普通。
おっぱい ★★★★★
Fカップ。下から持ち上げると重さが手に残る、正真正銘の天然だった。この人の一番の武器はここで間違いない。
アソコ ★★★☆☆
きれいに整えてある。締まりは標準で、特別きついわけではなかった。
感度 ★★★★☆
反応が素直で、声を作っている感じがしない。触られて嫌がる場所もなかった。
性格 ★★★★★
人懐っこいというプロフィールの文句は嘘じゃない。東京にもたまに遊びに行くらしく、中央線で1本だし、という話でひとしきり盛り上がった。
サービス内容
14時の枠で入って、部屋で待っていたら十分ほどでノックがあった。「お待たせしましたぁ」の第一声が想像より高くて、写真の印象と声のギャップで一瞬固まってしまった。
そういえば来る前に駅前でラーメンを食べていて、にんにくを入れたことを部屋で思い出した。焦った。本人は「全然わかんないよ」と笑っていたけれど、あれは気を遣わせたと思う。
写真より実物のほうが顔が小さくて、化粧のわりに肌の質感が柔らかかった。三十三という数字を先に見ていたぶん、そこは完全にいい方向へ裏切られる。座って喋っているあいだの足を組み替える所作もいちいち丁寧で、ギャルの見た目と中身のギャップがここでもう一回来る。こっちが甲府の人間だと分かると、どのへんに住んでいるのかまで聞いてきた。
服を脱ぐ前に世間話が五分くらいあった。甲府の店は待ち時間の会話が長めになりがちで、自分はこれが好きだ。天然と言われるらしいけど、話の返しはむしろ早い。それで「そろそろ行こっか」と手を引かれて浴室へ向かうことになる。
先に肝心なところから書く。自分の回はNSだった。浴室で洗ってもらった流れのままベッドに移って、ゴムの話は最後まで一度も出なかった。本人から確認されることもない。毎回そうなのか、その日だけなのかは分からない。ただ自分のときはそうだった。
泡洗はプロフィールに書いてあるとおりで、椅子に座らされてから背中、胸、腰の順に体で洗われる。泡の量が多いのでぬるっと滑る時間が長く、Fカップが背中を往復し続ける。「洗われてるだけなのにこれはまずいずら」と口に出したら、後ろで笑われた。
途中で椅子から立たされて、鏡の前で後ろから抱えられる形になった。泡でぬめった手が前に回ってくるのが鏡に映っているのに、こっちは動けない。この体勢がいちばん効いた。目が合うと口の端だけで笑ってくる。浴室が狭いぶん距離が近くて、それも効いているのかもしれない。
キスは自分から行ったら普通に返してきた。舌の入れ方が急がないタイプで、ここも慌てない。首から下に降りていく速度もゆっくりで、胸元でたっぷり時間を使われた。
洗いの終わりごろに一度だけ歯が当たった。痛いというほどではないが、勢いがついた瞬間だったので体が跳ねた。本人もすぐ止まって「ごめんごめん」と言い、そこからは丁寧になる。雑にやる人ではないのが逆に分かった場面だった。
得意だと自分で書いているだけあって、口はうまい。唾液の量が多くて、ねっとりという言葉がそのまま当てはまる。途中で顔を上げて目を合わせてくる間の取り方がずるくて、ここだけで終わりかけたので自分から止めた。
マットは90分から。自分もそれで組んだ。
マットの上では上に乗られて、胸を使って上下される。ローションの温度がちょうどよくて、寒い思いをする瞬間が一度もなかった。体格差があるのでこっちは動かなくてよく、ずっと受け身のままでいられる。潜られて下から舐められる場面もあって、ここは声を我慢するのに必死だった。ベッドへ移るときも、体を拭くタオルを先に渡してくれる。
ベッドは正面から。入る瞬間に何も挟まっていないのが分かって、まじで一度動きが止まった。生のままだと当然長くは持たない。最後は外に出したけれど、本人は「中でもよかったのに」と言っていた。中出しまで行けたかどうかは試していないので分からない。
終わったあとも急かされない。汗を拭いてもらって、そのまま十分近く喋っていた。次に東京へ出るなら新宿で遊びたいらしい。
甲府メモ
甲府はソープの数が少ないので、選択肢という意味では東京にも川崎にも勝てない。ただ、一人の子とだらだら喋れる空気が残っているのはこっちの強みだと思っている。混んでいる時間でも受付が事務的にならない。
甲府でソープとなると選択肢が限られるので、外すと次の週末までモヤモヤすることになる。自分が行く前に決め手にしたのは写メ日記の更新頻度だった。こまめに上げている子は単純に店に出ている時間が長いし、短い文章でも人となりはある程度読める。この子はそのタイプで、これなら大丈夫だろうと踏んで電話した。この読み方は店の数が少ないエリアほど効くと思っている。
結果は当たりだった。
店の場所は駅から歩ける範囲だけど、帰りは緩い坂を上る形になる。酒が入っているならタクシーを使ったほうが楽だと思う。自分は帰りに駅前まで戻って、ホームで各駅を待ちながらこの記事の下書きをしていた。
甲府まで出てくる価値があるかと聞かれたら、この人に関しては、ある、と答える。どこの誰なのかは有料のほうに置いた。名前と店の名前、それと払った額と予約の取り方もそっちにある。