【鶯谷デリヘル・NN】高橋メアリージュン似の19歳に心を奪われた夜の記録
あなたへ
水曜の夜だった。仕事終わりの疲れを引きずって、山手線のシートに沈んでいた。鶯谷で降りるつもりはなかった。ただ、ふと窓の外を見たとき、ホームの蛍光灯がやけに白くて、なんとなく足が動いた。改札を出ると、生ぬるい風が吹いていた。駅前のラーメン屋の匂いが漂ってくる。腹は減っていたが、それより先に済ませたいことがあった。
この手紙を読んでいるあなたに、あの夜のことを書き残しておきたい。
あの日の記憶
電話をかけたのは、駅前の自販機で缶コーヒーを買った直後だった。受付の男は手慣れた感じで、淡々と説明をしてくれた。特段どうということもない、よくある対応。指定されたホテルまで歩く道すがら、六月の湿気が首筋にまとわりついていた。ホテルの外観は正直ちょっと年季が入っていて、壁紙のシミが目についた。まあ、この界隈では普通だ。
部屋に入って十五分ほど。ノックの音。ドアを開けた瞬間、頭の中で何かがカチッと切り替わった。
まず目に飛び込んできたのは、あの整った目元だった。高橋メアリージュンに似ていると思った。大げさじゃなく、かなり自信がある。ただ、目の奥にどこか田中みな実みたいな甘さも宿っていて、不思議なバランスだった。自称19歳。2006年生まれだと本人は言っていた。若い。信じていいだろうと思えるくらいには、肌も声も幼さを残していた。
背は低い。自分の胸元あたり。けれど立ち姿に猫背がなくて、細いのにどこか芯があるように見えた。鎖骨にタトゥが入っていて、腕と太ももにもあった。同世代の子に多いタイプのそれで、嫌な感じはしなかった。むしろ、妙に似合っていた。
ふたりの時間
ドアが閉まった直後から、彼女はニコニコしていた。人見知りなんて概念がないんだろう。ベッドの端にこちらが座ると、すっとゼロ距離まで寄ってきて、太ももに手を置いた。
「お兄さん、今日疲れてるでしょ」
そう言って、肩に頭を預けてくる。甘い匂い。柔軟剤じゃない、体温から立ち上るような匂いだった。こういうのに弱い。たまんねえな、と心の中でつぶやいた。
シャワーは一緒に入った。体を洗ってくれるその手つきが、妙に丁寧で、しかしどこか焦らすような緩急があった。背中を流してもらっているとき、指先が腰のあたりでふっと止まる。わざとだとわかっていても、体が反応してしまう。脱いだ彼女の体は写真の印象と大きく違わなかった。スレンダー。ただ、胸は思ったよりしっかりしていて、天然の丸みだった。くびれもはっきりしていて、腰骨のラインが綺麗だった。
ベッドに移ってからの展開は、こちらが主導権を握る暇がなかった。彼女のほうからぐいぐい来る。唇を重ねてきたかと思えば、耳元で何か囁いて、こちらの反応を楽しんでいるようだった。ディープキスは長くて、舌がぬるっと絡む感触がたまらなかった。19歳にしては手慣れている、と思ったけれど、それを口に出す野暮はしなかった。
そのまま下へ降りていく。彼女の口は小さいのに、受け入れ方が深かった。ゆっくりと、しかし確実に奥まで。喉の使い方を知っている子だった。途中で目を上げてこちらを見る。あの田中みな実的な甘い目元が、その状態だと破壊力がすごかった。
ただ、一つだけ。歯がほんの少し当たる瞬間があった。痛いわけじゃないけれど、敏感な場面だったからひやっとした。伝えたら「ごめんね」と笑って、以降は完全に調整してくれた。素直な子だと思った。
こちらの番。パイパンだった。触れた瞬間のくすぐったそうな反応が可愛い。声を出すタイプじゃなかったけれど、息づかいでわかった。腰がかすかに浮く。指を入れると、きゅっと締まった。ああ、これは当たりだと体が教えてくれた。
本番の話。この店はそういう店だ。彼女から自然にその流れを作ってくれた。こちらが何も聞かなくていいというのは、精神的にかなり楽だった。騎乗位から始まった。細い体が上で動く姿は、部屋の薄暗い照明の中でやけに綺麗に見えた。腰の動かし方がうまい。リズムがある。途中で前屈みになって、長い黒髪がこちらの胸にさらさらと散らばった。
体勢を変えて、正常位。彼女の細い足がこちらの腰に回る。力加減がちょうどよくて、引き寄せられるような感覚があった。耳元で小さく息を吐く声が聞こえた。たまに「すごい」と漏らすのが、演技かどうかは正直わからない。でも、体の反応は嘘をつかないだろう。中の締まりが良くて、こちらも長くは持たなかった。
フィニッシュの後、彼女はしばらくこちらの腕の中にいた。何も言わず、ただ指でこちらの胸をなぞっていた。時計を見たら、まだ三十分ほど残っていた。
「もう一回、する?」
彼女がそう言ったとき、少し驚いた。体力的にどうかと思ったけれど、彼女の手がもう動いていた。再び硬くなるまで、そう時間はかからなかった。二回目はバックで。こちらのペースでゆっくり。一回目の勢いとは違う、じわじわと積み上げるような時間だった。鎖骨のタトゥが、背中越しにちらりと見えた。
いつかまた
帰り道、駅までの夜道を歩きながら、缶コーヒーをもう一本買った。さっきと同じ自販機。味は変わらないはずなのに、なんとなく甘く感じた。途中で猫が一匹、塀の上からこちらを見ていた。
あの子の名前と、会える場所は、有料エリアに記しておく。もしこの手紙を読んで何か感じるものがあったなら、訪ねてみるのも悪くない。