九月の終わりの木曜、有休を一日だけ取った。
熱海で乗り換えて、川崎で降りた理由
沼津を朝十時すぎに出る東海道線に乗って、熱海で乗り換え。小田原を過ぎたあたりで窓から海が見えなくなると、いつも少しだけ気持ちが切り替わる。東京まで出るか迷う距離感の、その一歩手前で降りるのが今回の川崎だった。
正直、前の晩はあまり眠れていない。楽しみで寝つけないなんて歳でもないのに、布団の中でスマホの画面を何度も点けたり消したりしていた。
車内で食べたのは、小田原駅のホームで買った鯵の押し寿司。酢がしっかり効いていて、寝不足の頭にはちょうどよかった。隣の席のおばあさんがみかんを一つくれたので、半分だけ食べて残りはポケットに入れた。
品川や新宿まで行けば、選択肢はいくらでもある。それでも川崎で止まったのは、帰りの時間を考えたからって感じかな。沼津まで戻るなら、一駅でも手前で遊んだほうが終電の心配が減る。川崎人妻城は名前のとおり人妻店なのに、在籍の一覧を下までめくっていくと、一人だけ19歳の子がいた。それがるる。写メ日記に出てくる笑い方が素直で、気がついたら出勤表を二週間ぶん追いかけていた。こちらの休みと彼女の出勤がようやく重なったのが、この木曜だったな。
川崎駅東口、コンビニの前で
予約はネットで入れて、あとから店の電話で確認が来た。待ち合わせは駅の東口側。平日の午後なのに人が多くて、ラゾーナのほうから流れてくる買い物客と、仲見世通りへ向かう人がちょうど交差する場所だった。
時間ちょうどに電話が鳴って顔を上げたら、もう目の前で小さく会釈している子がいた。
最初に目に入ったもの
まず、小さい。148cmとは知っていたけど、並ぶとこちらの肩のあたりに頭がある。白いフリルのトップスに黒いミニスカート。宣材写真で見たままの雰囲気で来てくれたのが、少し嬉しかったな。
目が大きくて、笑うと下まぶたがきゅっと上がる。「はじめまして、るるです」という声は思っていたより低めで落ち着いていて、見た目とのちぐはぐさに、こちらが先に照れた。
人見知りだと本人も言っていて、実際に最初の数分は目線があまり合わない。コンビニで飲み物を選ぶあいだも、こちらの顔より冷蔵ケースを見ている時間のほうが長かった。選んだのはミルクティー。こちらは無難に緑茶にした。
腕が触れたときの柔らかさ
ホテルまでは歩いて数分。信号待ちで後ろの人に押されて、彼女の腕がこちらの腕にぴたっと当たった。
うわ、マジで柔らかい。
小柄なのに、骨の硬さがほとんど伝わってこない。もちもちした二の腕が、当たったまま少しだけ離れない。わざとなのか偶然なのかは分からないけど、そこから会話が急に増えたのは確かだった。
「お兄さん、どこから来たんですか」「静岡。沼津ってわかる?」「えー、遠い! 海のとこですよね」。遠いと言われて、なぜか少し誇らしくなった。
湯気の向こうで、距離が縮まるまで
部屋は駅から近いラブホテルのショート。空調の音がやけに大きい部屋で、最初のうちは話し声が少し聞き取りにくかった。ここは店じゃなくてホテルの問題だけど、次は別のところを選ぶと思う。
ソファに並んで座って、趣味の話を聞いた。YouTubeばかり見ているそうで、最近はキャンプの動画にはまっているらしい。「沼津ってキャンプできます?」と聞かれて、西浦のほうの海沿いを教えたら、真面目な顔でスマホにメモしていた。こういう話で打ち解けるタイプなんだなと思った。
お湯を張っているあいだに、彼女のほうからくっついてきた。最初の十分のぎこちなさが嘘みたいで、そこからの距離の詰め方は早い。
湯気の中で見た肌の白さと、手のひらに残った重み。そこから先で何があったのか、どこまで受け止めてくれる子なのかは、ここには書かないでおく。
続きは、限定エリアにそっと置いておくことにする。
ドアが閉まったあと
百分なんて、あっという間。バスローブを羽織った瞬間にタイマーが鳴って、二人で顔を見合わせて笑ってしまった。
ホテルの前で別れるとき、彼女はもう人見知りの顔をしていなかった。「また来てくださいね、遠いけど」と手を振られて、遠いのは知ってるよ、と心の中で返した。
帰りの東海道線は帰宅ラッシュと重なって、横浜までずっと立ちっぱなし。足はくたくたなのに、頭の中はずっと軽かった。ポケットに残っていたみかんの半分を、熱海の乗り換えホームで食べた。
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★★
おっぱい:★★★★★
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★★
性格:★★★★★
わざわざ沼津から出てきて、ちゃんとアタリを引いた日だった。