金曜の夜、広島市中区で予約を入れるまで
会社を出たのが21時過ぎ。その週は最悪だった。
月曜からずっとサーバ移行の立ち会いで潰れていて、金曜の夜になっても頭の中が結線図で埋まったままだった。まっすぐ家に帰ったところで布団の中で切り戻し手順を数えるだけになるのは分かっていたので、八丁堀まで出て駐車場に車を入れた。コンビニのコーヒーを一杯だけ流し込んでから予約画面を開いている。真夏の広島は夜になっても湿気がまったく抜けず、ぶっちゃけかなり暑い。車内に戻って冷房で粘るという選択肢は、この時点で消えていた。
ご近所物語は人妻系のデリヘルで、価格帯はこのエリアだと下のほうに寄っている。ネット予約限定の枠があって、指名料まで込みで100分が2万円ちょっと。効率を考えると、初回からいきなり長時間を積むより、まずこの枠で当たりを引けるかどうかを見るほうが早いかなと判断した。写真をひととおり流して、目線の作り方が硬くない人を選んでいる。
直前の申し込みだったのに、受付はすぐ折り返してきた。
「お待たせはしませんので」と電話口で言われて、実際に入室時刻はほとんどずれなかった。データ的には、この手の店で時刻が動かないというのは素直に加点でいい。待ち時間が読めない店は、それだけで翌日の予定まで巻き込んでくる。
そういえば、駐車場からホテルまでの道で一度曲がる場所を間違えている。中区の中心部は一方通行が多いので、車で来るなら停める場所だけ先に決めておいたほうがいい。歩いて三分の距離を七分かけて、汗だくで到着した。
なおみという36歳の中身
ドアが開いて最初に浮かんだのは、パネルと同じ人が立っている、だった。
165cm近い身長にDカップ。腰から下が細くて脚が長く、人妻というより姿勢のいい大人の女性という並びに見える。パネマジを警戒していたぶん拍子抜けした。肌の手ざわりが独特で、腕に触れるともちもちしていて指が止まる。年齢を先に知っていなければ、たぶん三十そこそこだと言われても疑わなかったと思う。
話し方はゆるい。
テンションを無理に上げてこないタイプで、こちらが黙り込んでも間が気まずくならなかった。仕事の愚痴を少しだけ零したら「それ、まじで大変じゃないですか」と笑われた。ITの中身なんて分かるはずがないのに、分からないまま面白がるのがうまい人だと思う。この距離の詰め方は経験値の差だろう。
6項目のフラット評価
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★★
おっぱい ★★★★☆
アソコ ★★★☆☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
スタイルは満点でいい。細いのに胸だけ形が残っているのは、この年齢層だとそれほど多くない。感度は乳首が突出していて、指の腹で軽く転がしただけで声が漏れる。ビクンと肩が跳ねるので、責めている側に手応えがきちんと返ってくるのも良かった。本人も一番感じるのはそこだと言っていたので、自己申告と実際がずれていない。
アソコだけ★3に落とした。
悪かったという話ではなく、単純にこの日の流れでは判断材料が足りていない。減点というより保留に近い。
100分で起きたことの筋道
シャワーを浴びて戻ると、ベッドの端に座って待っていた。
そこからはキスが長い。もう一度書くが、長い。
舌の動きがねっとりしていて、離すタイミングを毎回こちらに委ねてくる。得意なものを聞いたら「キスとフェラって言われます」と即答されたが、看板に偽りは無かった。序盤の二十分を丸ごとここへ流し込む子は、この価格帯だとそんなに多くないと思う。急がされないというだけで、仕事のことを考える回路がようやく落ちた。ここまで来てまだ移行手順を反芻していた自分のほうがどうかしている。
全身にリップを落としていく流れの中で、こちらの乳首にもかなりの時間を使ってくる。口に移ってからは緩急で完全に遊ばれた。深く沈めて止める、目線を上げる、また動き出す。この往復で二度ほど寸止めを食らっている。
ひとつ書いておくと、序盤の手の力加減はやや強かった。
声を出したらすぐ緩めてくれたので実害は無いけれど、最初の数分は互いに探り合っている時間があったのは事実。ここが噛み合うまでの数分だけ、少しもったいない。裏を返せば、伝えれば即座に直る相手だということでもある。
再訪の可否
指名する。次に取るなら100分ではなく、もっと後ろに余裕のある枠にするつもり。
帰りに横川まで流してラーメンを食べながら考えていたけれど、この人は前半に時間を使う組み立てなので、短い枠だと入り口で終わってしまう。時間あたりの満足度は、明らかに長時間側へ寄っていた。深夜の店内でひとりスープを飲みながら、次はどのコースにするかを電卓を叩く勢いで計算していたのは我ながら情けない。
100分をどう配分したか、コースとオプションの選び方、実際に払った金額と予約の取り方、それから2回目に何を試すつもりかは限定エリアに置いておく。無料側で書けるのはここまでかな。