道後の湯上がり — 千姫 せんひめまでの道のり
八月の平日、仕事を早めに切り上げて路面電車に乗った。松山は市駅から道後温泉駅まで一本で行けるのが本当にありがたい。夕方でもホームの空気がぬるくて、電車を降りた瞬間に首の後ろが汗ばんだ。
いつもの順番で、先に本館の外湯に浸かってから商店街を抜けた。湯上がりの状態で行くと肌の温度が上がっているぶん、触られたときの感じ方が変わる気がしていて、道後で遊ぶときはだいたいこの流れにしている。坊っちゃん団子を一本だけ食べたのは完全に余計だったかな。腹が落ち着かないまま入店した。
千姫 せんひめはネオン街の並びにある。ネット予約を取ってあったので受付は名前を言うだけで通った。スタッフの応対が妙に感じよくて、待機室に案内されるまでずっと世間話に付き合ってくれる。ここ数年で内装を直したらしく、廊下も待機室も想像よりきれいだった。営業は朝の十時から深夜零時まで。温泉街は早じまいの店も多いので、この時間幅は使い勝手がいい。
しのぶさんの印象
ルックス ★★★★☆
三十八歳。赤いチャイナドレスの宣材写真そのままの人が出てきて、まず肌の白さに目がいった。年齢を消しにいくメイクではなくて、笑ったときに目尻に出る線ごと成立している顔だった。加工の幅は道後の平均よりだいぶ狭いと思う。
スタイル ★★★★☆
T163で87・58・88。数字だけ見ると普通だけど、実物は縦に長くてかなり細く見える。太ももに余計な肉がついていないので、椅子に座って脚を組んだときの線がきれいだった。
おっぱい ★★★☆☆
Dカップ。大きさで押すタイプではない。ただ形は良くて、上向きの張りがまだ残っている。褒めたら「そこ、みんな言うんですよ」と返ってきたので、言われ慣れているんだろうな。
アソコ ★★★☆☆
色は年相応。手入れはきちんとしてあって、匂いも湯上がりの石鹸のそれしかしなかった。感触の話まで書くと無料でやる範囲を超えるので、ここでは止めておく。
感度 ★★★★☆
本人が乳首は弱いと自己申告していて、実際そこを触ったときの反応がいちばん素直だった。受け身が好きと言うだけあって、こっちが動いた分はちゃんと返ってくる。
性格 ★★★★★
ここが最大の武器だった。とにかく話が面白い。旅の話になった瞬間に声の温度が上がって、「日本一周したいんですよ」と言い出したときの顔が本気だった。
それと、お腹まわりに治療の事情があって、腹巻を巻いたままの接客になる。お店のページに先に書いてあることだし、気になる人は知ってから予約したほうがいい。俺は正直、途中まで気づかなかった。
ご対面までの数分
待機室で五分ほど待って、名前を呼ばれた。階段を上がるとき前を歩くスタッフが「今日は蒸しますねえ」と話しかけてくるのが道後らしい。部屋の前で待っていたら、扉が内側から開いた。
「はじめまして、しのぶです」
第一声が想像より低くて、それで逆に落ち着いた。部屋に入るなり自分から冷たいおしぼりを渡してくる。手際のひとつひとつに年季がある。ソープでこの立ち上がりの速さは久しぶりだった。
部屋はエアコンが強めに効かせてあって、外の蒸し暑さから来た身体には正直ちょっと寒い。それを言ったら「じゃあ早めにお湯かけましょっか」と即答された。判断が早い。
少し座って話した。旅の話を振ったら止まらなくなって、沖縄の離島ターミナルにある銅像の話から福井の丼物の話まで飛んでいった。ここで十分近く溶かしたのは自分のせいなので文句は言えない。促されてようやく立ち上がって、服を畳んでもらって、そのまま洗い場に連れていかれた。この先は限定側に書く。
また浸かりに来る理由
道後で三十代後半を選ぶときは、若さの代わりに何を取るのかという話になる。しのぶさんの場合はそれが会話と手数だった。松山は店数がそこまで多くないぶん、指名を外すと次の候補まで距離がある。その意味でここは安全牌に近いかな。
もともと道後の別の店で上位にいた人が、いろいろあって千姫に入り直したという流れらしい。ブランクの話は本人からも少し出たけど、少なくとも俺が受けた分には鈍っている感じはしなかった。
ひとつ引っかかったのは、洗い場に時間を使いすぎて後半が押したこと。半分は俺が話しすぎたせいなので自業自得だった。次は最初から長めで取る。
温泉街は本館の外湯とセットで組めるのが強い。夕方に外湯、その足でネオン街、帰りに商店街でみかんジュースを一杯。松山に出張で来る人にはこの順番を勧めたい。
料金と予約のこと、それから洗い場から先の中身は限定側にまとめた。