郡山まで来たのは完全に思いつきだった
木曜の夕方、仕事が思ったより早く終わって、そのまま家に帰る気になれなかった。八月の福島はとにかく暑い。車のエアコンを全開にして国道を北に走ってるうちに、気づいたら郡山まで来てた。
若い子より落ち着いた人がいいな、という時期がここ半年くらい続いてる。それで人妻系の店ばっかり見るようになった。禁断のMrs.CLUB ミセスクラブ 郡山にたどり着いたのは、単純にサイトが見やすかったからって感じ。深い理由はない。
在籍の一覧をスクロールしてて、モカさんの写真だけ妙に目に残った。派手さはまったくない。むしろ地味なくらい。フォームを埋めて送信したのが十八時前で、返事が来るまでの十五分がやたら長く感じた。
返ってきた文面は、名前と時間と、待ち合わせに使えるホテルの候補が三つ。事務的すぎず、かといって馴れ馴れしくもない。この段階で、ああここちゃんとしてる店だなと思った。過去に返事が来ないまま流れた店もあったので、この安心感はでかい。
そこまで期待してたかというと、ぶっちゃけしてなかった。
ドアの向こうに立ってたモカさん
頭の中でぐるぐる考えてたこと
待ってる間、部屋の中を意味もなく片付けてた。取ったホテルの部屋が思ってたより狭い。四十一歳ってどんな感じなんだろうとか、話が続かなかったらどうしようとか、そんなことばっかり頭を回ってた。
店から「あと五分で到着します」と電話が入った瞬間に心拍数が上がったのは、自分でもどうかと思う。
実際に出てきた言葉
ドアを開けたら、155cmしかない小柄な人が立ってた。「こんばんは、モカです」と言われて、こっちの口から出たのは「あ、どうも」だけ。まじで語彙が消えた。
服装は白っぽいワンピースで、色気で押してくるタイプじゃない。近所のスーパーですれ違っても気づかないくらい自然な感じ。ただ椅子に座って脚を組んだ瞬間の線がきれいで、そこで一気に印象が変わった。
写真より断然良かった、というのが正直なところ。脚がとにかく細くて長い。四十代と聞いてたけど、後ろ姿だけ見せられたら普通に二十代だと言われても信じる。声が思ってたより高くて、そこも意外だった。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
胸は本人も気にしてるっぽくて、実際そこは控えめ。ただ性格のほうは文句のつけようがなくて、こっちが黙ってても会話が勝手に回ってた。
シャワーに入るまでの十分ちょっと
服を脱ぐ前に、缶コーヒーを飲みながら十分くらい喋った。そういえば来る途中でコンビニに寄って二本買っといたのが、ここで効いた。話題は郡山の飲み屋がどこがいいかとか、この夏の暑さがおかしいとか、本当にどうでもいいことばっかり。
途中で日記の更新の話になって、あれ毎日書くの大変じゃないんですかと聞いたら、書くことがなくて困る日があると笑ってた。こういう普通の会話が普通に成立するのが、この人の一番いいところだと思う。
「緊張してる?」と笑われて、してますと正直に答えたら、肩を軽く叩かれた。この人、距離の詰め方がうまい。
風呂場は当然狭くて、二人で入ると身動きが取れない。背中を流してもらってる間、泡でぬるぬるになった手が首筋から鎖骨のほうへ下りてきて、その時点でもう完全に持っていかれてた。首に触れられた瞬間に自分がビクビク反応したのが、正直かなり恥ずかしかった。
ひとつだけ言っておくと、最初の手の力加減はちょっと強めで、そこだけは自分には合わなかった。もう少し弱くしてほしいと伝えたらすぐ調整してくれたし、そういうのを言いやすい空気を作ってくれる人ではあった。
ここから先、ベッドに移ってからのことは限定エリアに置いておく。
駐車場で一本吸いながら考えたこと
終わって外に出たら、夜になってもまだ蒸してた。駐車場で一本吸いながら、次はいつ来ようかと本気で考えてる自分に笑った。焦って押さえた木曜の夕方が、こんな終わり方をするとは思ってなかった。
帰りは道に迷って、知らない町のラーメン屋に入って味噌ラーメンを食った。深夜の味噌ラーメンはやばい。しみる。
ベッドに移ってから何がどうなったのか、値段と予約のコツも含めて、そのへんは全部限定エリアに書いた。書けることと書けないことがあって、この日は後者のほうが多かった。