木曜の仕事帰り、京浜東北線を西川口で降りたのは21時を少し回ったころだった。駅前は相変わらず客引きの声と焼き肉の煙が混ざっていて、傘を差すほどでもない細い雨が降っていた。独りの夜は長い。離婚してからそれをいちばん感じるのが、こういう週の後半の夜かもしれない。
西川口という街で、呼ぶ側に回る理由
埼玉で遊ぶなら大宮か西川口か、という話になる。西川口は店舗型がすっかり縮んだあと、デリヘルとホテルの組み合わせで回っている街だった。駅から歩ける範囲にホテルが固まっていて、待ち時間をどこで潰すかさえ決めておけば、移動の面倒はほとんどない。
ただ、店の数が多いぶん当たり外れの振れ幅も大きい。写真と実物の差、電話の感じ、到着までの時間。そのどれかで一度つまずくと、その夜はもう取り返せない気がしてしまう。
だから最近は、店を選ぶ段階でかなり時間を使う。
ラブライフ さいたま店の呼び方
今回はラブライフ さいたま店。川口市の西川口を拠点にしたデリヘルで、ネット予約から入れた。受付の返事は早く、ホテル名と部屋番号を伝えてから到着までの連絡も淡々としていた。スタッフの対応に引っかかるところはなかった。
料金は時間とコースで変わるので、ここでは書かない。公式で確認してほしい。ひとつだけ言うと、割引の企画をよくやっている店で、遊んだあとに次回使える割引コードをもらえることがある。財布の薄い月には、それが地味に効く。
同じ並びの店と比べて
西川口のデリヘルは、ざっくり言えば若い子を揃えて数で勝負する店と、人妻や熟女で落ち着いた接客を売る店に分かれる。ラブライフは前者寄りで、入店したての新人を店が前に出して、指名が付くまで育てていく感じがある。前に別の店で写真とまるで違う子が来て、気まずいまま黙って一時間過ごしたことがあるので、写真と実物の差が小さいだけでもありがたかった。あのときは延長もせずにタクシーで帰って、家に着くまでずっと財布の中身のことを考えていた。店選びで失敗すると、金より先に気持ちが削れる。四十を過ぎると、その削れ方がこたえる。
なおという19歳の、最初の十分
ドアを開けたとき、正直に言うと少し不安になった。声が小さかったのだ。「こんばんは、なおです」と言ったきり、目線が床とこちらを行ったり来たりしていて、これは会話が続かないタイプかもしれない、と勝手に構えた。
それが崩れたのは、彼女が店に到着の電話を入れ終えた直後だった。スマホを置いた手が、そのままこっちに伸びてきて、指を絡めてきた。恋人繋ぎ。ソファに並んで座っただけなのに、急に距離が半分になった。まじで、さっきまでの人見知りはどこへ行ったのかと思った。
顔は写真より上。目が大きくて黒目がちで、本人も「目だけはよく褒められるんです」と笑っていた。色白で、腕も脚も細いのに、胸と腰まわりにはちゃんと肉がある。162cmと聞いて、見た目より背があるなと思った。
好きなものを聞くと、ライブに行くことだという。東京の出身で、この仕事の前はリフレで少し働いたことがあるだけ、とも話していた。業界の擦れた感じがまだない。そのぶん、こちらが話を振らないと黙ってしまう時間も少しあって、そこはこっちの腕の見せどころだった。
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★☆
おっぱい:★★★★☆
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★☆
性格:★★★★★
手をほどかない子との時間、その入口
服はお互いに脱がせ合った。脱いだシャツをこっちが椅子に放ろうとしたら、彼女が拾ってきちんと畳んでくれた。元嫁には内緒だけど、結婚していた十年のあいだ、服を畳んでもらった記憶はほとんどない。そんな小さいことで、少し胸が詰まった。
救われた、と言うと大げさだろうか。
シャワーでは、最初の遠慮が嘘みたいに積極的だった。泡をつけた手でゆっくり触ってきて、途中で「わたしも触ってほしい」と小さい声で言う。恥ずかしがり屋なのに、欲しいものはちゃんと口にする。そのちぐはぐさが、この子のいちばんの持ち味かもしれない。
ベッドに移ってからのことは、限定エリアに書いた。キスが好きだという話、手と口の使い方、そして終わったあと帰る直前まで離れなかった距離のこと。無料で書けるのはここまでだった。
次に西川口で呼ぶ人へ
指名が集まっている子なので、当日の夜に空いていることはまずない。前日までに押さえるか、出勤が出た直後を狙うほうがいい。
それから、最初の数分で判断しないこと。立ち上がりはおとなしい。電話を終えて手が伸びてくるまで、少しだけ待ってほしい。
ホテルは駅からの近さより部屋の広さで選んだほうがいい。今回の部屋は狭くて、ベッドの横に鞄を置く場所もなかった。待っているあいだにコンビニで水を二本買っておくと、あとで彼女に一本渡せる。そういうことを、この子はちゃんと覚えていて、帰り際に礼を言ってくれた。