去年の秋に一回行ったきりの店に、半年以上あけてもう一回行ってきた。前のときは、正直そこまでピンとこんまま帰っとった。
今になって思えば、あの日の俺は仕事帰りで疲れとっただけやったのかもしれん。同じ店の同じ子で、今回はまるで別の日になった。
振り返ると、嬉野まで走った土曜のこと
佐賀市から嬉野までは下道で1時間ちょい。高速に乗れば早いけど、土曜の午後で急ぐ用もなかったけん、川沿いの道をだらだら走った。武雄を過ぎたあたりから雨が降り出して、ワイパーを一段速くした。
温泉街に着いたのは16時前。硫黄の匂いはせんけど、嬉野は湯の匂いより川の匂いがする。日帰り湯の前には県外ナンバーが並んどって、土曜はやっぱり人が多かった。
前に来たときは日が落ちてからやった。看板の灯りだけを頼りに歩いて、正直どこが入口か分からんかった。明るいうちに来ると景色がぜんぜん違う。これだけでも時間帯を変えて来た意味はあった。
金瓶梅は温泉街の中にある。専用の駐車場があるけん車で行けるのがでかい。嬉野は電車で来ると乗り継ぎが面倒なので、佐賀に住んどるなら車一択やと思う。
受付は落ち着いとる。長年やっとる店特有の、慣れた対応。兄ちゃんが「お待たせしました」と言うだけで余計な世間話をしてこんのがありがたかった。口コミを書けば1000円引きになる札が貼ってある。
部屋は広くない。ぶっちゃけ狭い。ベッドと浴室でいっぱいで、荷物を置く場所を探した。ただ床も鏡も拭いてあって、古さと汚さは別モンやなと思わされた。
そらのことを、俺なりに点で残しとく
先に点だけ置いとく。
ルックス ★★★★☆
23歳。黒髪で目が大きくて、笑うとちょっと幼く見える。派手さはない。パネルの加工はそこそこ入っとるけど、実物が下回る方向の加工ではなかった。
スタイル ★★★☆☆
159センチで82・58・85。数字のとおり細身で、腰の位置が高い。ぼんきゅっぼんという体ではないけん、むちむちが好きな人には物足りないかもしれん。
おっぱい ★★★★☆
Bカップ。店が「美乳」と書いとるのは誇張やなかった。小さいけど形が整っとって、乳首の色も薄い。サイズで選ぶ人には向かんけど、俺はこっちの方が好みやった。
アソコ ★★★☆☆
きれいに整えてある。締まりは標準よりちょい上くらい。ここを売りにしとる子ではない。
感度 ★★★★☆
反応が素直やね。作っとる声と本当に出とる声の差が、こっちにも分かるくらいはっきりしとった。
性格 ★★★★★
ここが一番の武器。半年前に一回来ただけの俺のことを覚えとった。しかも、そのとき話した仕事の愚痴の続きまで聞いてくる。人懐っこいというのはこういうことか、と思わされた。
浴室に入る前の十五分
かちゃりとドアが開いて、「お久しぶりです」と入ってきた。こっちが名乗る前やった。半年ぶりの客の顔を覚えとるのは、正直ちょっと焦った。
ピンクのワンピースで、髪は下ろしとる。座ると距離が近い。肩がくっつくくらいで、そのまま腕を絡めてくる。営業のベタベタとは違って、体温を先に預けてくる感じ。
「雨、ひどくなかったですか」と聞かれて、武雄あたりから降られたと答えたら、そこから天気の話がしばらく続いた。その間こっちは何もしとらん。間が持つ子は強い。
ついでに、帰りにどこでラーメンを食うかの相談まで乗ってもらった。嬉野は温泉街のわりに夜遅くまで開いとる店が少ないらしい。地元で働いとる子の情報はこういうときに効く。
お茶を出されたけど湯呑みが妙に熱い。猫舌やと言うたら「じゃあ先に脱ぎましょうか」と笑われた。そういう返しをしてくる子やった。
ワンピースの上から背中を撫でると、こっちを見上げてくる。目が合っとる時間が長い。前回はここまで距離が縮まらんまま終わっとった気がする。同じ子で同じ部屋でも、こっちの体調と機嫌でこうも変わるんやなと思った。
抱きしめると肩が小さかった。香水はほとんど付けとらんで、シャンプーの匂いだけ。首筋に鼻を寄せたら「くすぐったいです」と身をよじられて、そこで声が少し崩れた。
「お風呂いきましょ」と手を引かれて立った。ここから先は限定側に置いとく。
佐賀メモとして残しとく
また行く。
佐賀じゃ限られとるけん、ソープとなると数えるほどしかない。博多まで出れば選択肢はいくらでもあるけど、往復の時間と交通費を足したら嬉野の方が結局安く上がる。温泉のついでに寄れるのもでかい。
嬉野は湯治で来る年配の客が多い街やけん、風俗街という感じがまったくしない。通りを歩いとっても浮かん。県外から温泉目当てで来た人が、宿に入る前についでに寄るには向いとる場所やと思う。
そらは佐賀の子やないらしい。どこから通っとるかまでは聞かんかった。
惜しかったのは部屋の狭さくらいで、あとは値段のわりに文句のつけようがなかった。
帰りは雨が上がっとった。塩田のあたりでラーメンを食って、家に着いたのは23時前。半年前の一回で切っとったのがもったいなかった、と運転しながら思った。