火曜は非番だった。
なのに体は夜勤の時計のまま動く。昼過ぎに目が覚めて、夕方にはもう冴えている。こういう日の夜は長い。何もせずに朝まで起きているのが、夜勤明けの体にはいちばんこたえる。
一ヶ月前に一度呼んだ子がいた。池袋のデリヘル、サティアンまーと。あのときは夜勤明けの朝、ほとんど勢いで指名して、帰りの電車で思い出し笑いをしそうになった。
今回は2回目。本指名になる。
出勤は15時から22時まで。夜型の人間には終わりが早すぎる。ただ、最終枠ならまだ間に合う。スマホで出勤表を開いたら、21時前の枠がひとつだけ空いていた。迷う前に押さえた。
非番の火曜、池袋北口の最終枠
小雨の北口
千葉から電車で池袋へ。着いたのは20時を少し回った頃で、雨が降ったりやんだりしていた。北口を出ると路地は傘だらけで、九月の終わりの雨は思ったより寒い。薄手のシャツで来たのを少し後悔した。
そういえば、晩飯をまだ食っていなかった。ホテル街の手前にラーメン屋の明かりが見えたが、食べると確実に眠くなる。やめた。
代わりにコンビニへ寄って、カットフルーツとお茶を買う。前回、果物が好きだと話していたのを覚えていた。こういうのを覚えている自分が少し恥ずかしい。
照明を一段落とした部屋
ホテルは北口から徒歩で5分ほど。部屋は狭い。ベッドと小さいソファでほぼ埋まっている。
店に部屋番号を伝える電話は短く、丁寧だった。照明を一段落として、窓の外の雨音だけ聞きながら待つ。夜勤の体にとって、21時はまだ夕方みたいなものだ。
ドアの向こうの黒髪
ノックは予定より少し早かった。
黒髪が肩の下までまっすぐ落ちていて、肌が白い。暗くした部屋なのに、顔の輪郭だけがはっきり見える。細身で、腰のくびれが服の上からでも分かる。背は165くらい、胸はDくらいで形がいい。前回見たときと同じ感想を、同じ場所で思った。
「あ、前は夜勤明けって言ってた人ですよね」
覚えていた。袋を渡すと「え、やば、フルーツ覚えててくれたんですか」と笑う。人見知りしない子で、おっとりしているのに会話が途切れない。美人なのに偉ぶったところがまったく無い。疲れた体に、その温度がちょうどよかった。
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★★
おっぱい:★★★★☆
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★★
性格:★★★★★
雨音の中、二度目の90分
シャワーのあと、ベッドに並んで座った。
最初はキスから。これが長い。唇が厚めで、こちらの唇ごと包むみたいにねっとり重なってくる。舌を入れても嫌がらない。むしろ向こうから絡めてくる。前回もここで骨を抜かれたのを思い出した。
攻めさせてもらった。本人いわく、クリが弱いらしい。指先で触れた瞬間にビクンと腰が跳ねる。「そこ、だめ…」と言いながら脚は閉じない。M寄りの子だと思う。いじめられると濡れる、というのは本人の言葉どおりだった。
カバンから自分の電マを出してきたのには笑った。これが好きなんです、と。
ただ、最初はこっちの当て方の力加減が強すぎたらしく「もうちょっと弱く」と小声で止められた。弱めにして少し待つと、今度は腰のほうから寄ってくる。何度か続けて潮を吹いて、シーツはぐっしょり。本人は顔を枕に埋めて恥ずかしがっていた。
攻守を替えて、フェラ。奥まで咥え込むタイプではなく、厚い唇で全体を包んで、じゅぷじゅぷと音を立てながらゆっくり往復する。喉の奥まで欲しい人には少し物足りないかもしれない。こっちは十分すぎた。
そのあと。
2回目の指名だったからか、流れは自然だった。目が合って、彼女がそのまま上に乗ってきて、ゴムは着けずに生で入った。NS。中はきつすぎず、ぬるっと絡んでくる。
正常位に戻してからは、彼女のほうが先に何度か達していた。敏感な子は、こちらが動くたびに反応が返ってくるから、疲れた体でも止まれなくなる。最後は抜いて、お腹の上に出した。
残りの時間は、並んで寝転んで雨の音を聞いていた。果物の話と、動物園の話。ここだけ切り取ると付き合いたての二人みたいだった。マジで、90分があっという間だった。
眠れないまま午前四時
22時過ぎにホテルを出た。雨は上がっていた。彼女は駅のほうへ、こっちは反対側の出口へ。
終電にはまだ余裕があったのに、なんとなく一駅ぶん歩いた。帰っても当然眠れない。体は夜勤のままで、午前四時になってもまだ目が冴えていた。
それでも、いつもの非番の夜よりずっと軽かった。疲れが抜けた、というより、どこかに置いてこられた感じ。朝日が昇る前に、次の出勤表をもう一度開いていた。
名前と、指名するときのコツは有料エリアで。