錦糸町の北口で、雨宿りのつもりが
木曜の夜、墨田区の取引先で打ち合わせを終えたのが20時すぎだった。外に出ると雨が本降りになっていて、傘を持たない私は北口の高架下でしばらく足止めを食った。
こういう夜は、まっすぐ帰る気になれない。錦糸町という街は、仕事の顔を脱ぐのにちょうどいい距離感を持っている。駅前は明るく、少し歩けば灯りの色が変わる。その切り替わりが、私には妙に心地よいのである。
Chloeというデリヘルの名前は以前から知っていた。清楚系で揃えている店だという印象があり、写真の雰囲気に派手さがない。野暮を承知で言えば、私はギラついた宣材より、少し素朴な写真のほうに惹かれる質だ。
高架下でスマホを眺めながら、ショートボブの子に目が留まった。電話を入れると、受付の男性は落ち着いた声で、予定より早い時間に回せると言ってくれた。ホテルの場所を尋ねると、駅からの道順まで丁寧に教えてくれる。
ここで一つ焦った。
予約を入れてから、財布の中身が心許ないことに気づいたのだ。コンビニのATMまで小走りし、ついでに温かい缶コーヒーを二本買った。一本は自分用、もう一本は、まだ見ぬ相手に渡すつもりで。後で知るのだが、彼女はジュースよりお茶派だった。この読みは半分だけ当たっていたことになる。
ショートボブの彼女、まりな
ドアが開いた瞬間の華
ノックの音から数秒後、ドアの向こうに立っていたのは、写真よりも輪郭のはっきりした女性だった。黒髪のボブが頬のあたりで揺れ、目元がよく笑う。21歳と聞いていたが、話しぶりは落ち着いていて、こちらの緊張を先回りして解いてくる。
「雨、大丈夫でした?」
最初の一言がそれだった。濡れた肩を見て、タオルを先に差し出してくれる。こういう気の回し方は教えてできるものではない。
スタイルについて書くのは少し気が引ける。ただ、白いニットの胸元が作る曲線は、正直に言って目のやり場に困るほどだった。細い腰との対比がはっきりしていて、むちむちとした柔らかさと締まりが同居している。肌は明るく、照明の下で陶器みたいな光り方をしていた。
ソファの端から肩が触れるまで
缶コーヒーを差し出すと、彼女は「お茶のほうが好きなんです」と笑いながら、それでも両手で受け取った。前職は歯科助手だったそうで、器具の名前を挙げながら、患者さんの口を開けっぱなしにさせる申し訳なさを語ってくれた。人見知りしない性格だと自分で言うとおり、話題が途切れない。
出身は千葉だという。総武線に乗れば錦糸町はすぐだから、この街にも昔から馴染みがあるのかと訊くと、「実はあんまり降りたことなくて」と照れていた。地元の海の話、好きな男性のタイプはよく笑う人だという話。私はつられて何度も笑った。どうやら採点されていたのは私のほうだったのかもしれない。
面白いのは、ただ喋り続けるわけではないところだ。ある程度話したところで、すっと距離を詰めてくる。ソファの端にいたはずが、いつの間にか肩が触れている。その移り変わりに継ぎ目がない。
シャワーまでの流れも自然だった。私の上着をハンガーに掛け、湯温を確かめてから呼んでくれる。浴室は少し狭いホテルだったが、彼女が先に体を寄せてくるので、狭さがむしろ好都合に思えた。
私見を述べれば、この子の真価は「会話からベッドへ移る間合い」にある。慣れていない客をリードする手つきが、押しつけがましくない。
ルックス:★★★★★
スタイル:★★★★★
おっぱい:★★★★★
アソコ:★★★★☆
感度:★★★★★
性格:★★★★★
限定の頁に続く夜の本題
ベッドに移ってからのことは、ここには書かない。見た目の清楚さと、スイッチが入ってからの彼女との落差。それを無料の頁で説明してしまうのは、あまりに惜しい。
一つだけ言えるのは、私が想定していた「おっとりした子」の像が、途中で気持ちよく裏切られたということだ。
どこまでの流れになったのか、何が得意で、どこで止まったのか。本編は限定公開の頁に、なるべく正直に記しておく。
駅までの七分、傘を差さずに
部屋を出る頃には雨が上がっていた。彼女は玄関で「またお茶持ってきてくださいね」と言って手を振った。缶コーヒーの件を、ちゃんと覚えていたらしい。
駅までの道で、そういえば夕飯を食べていなかったことを思い出し、南口のラーメン屋に寄った。醤油の一杯をすすりながら、次はいつ出勤が合うだろうかと、もう予定表を開いていたのだから世話はない。
再訪は決めている。続きは限定エリアで。