ネット予約したら、五分で折り返しの電話が鳴った
和歌山人妻援護会は名前だけ前から知っとった店で、ネットの予約フォームを押したんが木曜の夕方やった。仕事帰りの電車で携帯をいじっとったら、五分もせんうちに折り返しが鳴る。初めての客は一度電話で話さなあかん決まりらしい。
電話口で待ち合わせの段取りを詰める。ホテルのロビーで合流するか、先に部屋を取って待つか。その日は雨で、傘さして外に突っ立つのも嫌やったからロビーを選んだ。「初めてでしたら、ソファのところでお待ちください」と、それだけ。回りくどい説明がないのは助かる。
ホテルの駐車場が満車で、二周してようやく一台分空いた。ここで手間取って遅れたらしゃれにならんと焦ったが、結局こっちのほうが先に着いた。
フロントで部屋を取ったら、番号をメッセージで店に送る段取りになっとる。慣れれば手間やないが、初回は勝手が分からんで少しもたついた。待たせて心配させたらいかんと思うて急いだのに、向こうは時間ぴったりに着いた。この辺りの管理はきっちりしとる店やのう。
部屋は和歌山市内によくある造りで、風呂場が狭い。二人で入るとひじが壁に当たる。この値段の遊びに部屋の広さまで求めても仕方ないのう。
りむの見てくれを、老眼が入りかけた目で
ルックス
プロフの写真は着物姿で、この手のは撮り方でどうにでもなると半分疑っとった。実物のほうがようできとる。色が白い。笑うと左の頬にえくぼが出て、そこで一気に若う見える。三十二と聞いとったが、二十代半ばで通る顔や。本人はアイドルグループの誰それに似とると客に言われるらしい。言われてみれば、目の感じは近い。
スタイル
164センチあるから、和歌山の店では背の高いほうに入る。腰の位置が高うて脚が長い。腹はぺたんこやが骨っぽくはなく、横から見た線がきれいやった。抱き寄せたときに腕の中で収まりがええ身長差やのう。
おっぱい
Cカップ。数字だけ見たら平凡やが、上向きで形がええ。垂れとらんし、手のひらにきっちり収まる。デカけりゃええという話やないと、この歳になると分かってくる。
アソコ
手入れはきちんとしてある。色も薄いほうや。ただ、ここから先を無料で書いたら金を払うて読んでくれとる人に悪いんで、限定のほうに回す。
感度
これが一番驚いた。指の腹で腕の内側を撫でただけでビクンと跳ねる。「全身が敏感すぎるのがコンプレックスなんです」と本人が言うとったが、演技やとしたら大した役者や。
性格
人懐っこい。旦那が単身赴任でほとんど家におらんという話を、湿っぽくならん調子で喋る。こっちが黙っとっても間が持つ。ベテラン面して偉そうにする客も多い商売やろうに、嫌な顔ひとつせんかった。
ロビーで合流してから、部屋の鍵を開けるまで
ソファに座って五分ほど待った。自動ドアから入ってきた女がまっすぐこっちへ来て、小さく手を振る。ワンピースにカーディガンで、風俗の待ち合わせらしさが一切ない。近所の奥さんが買い物帰りに寄ったような格好やった。
声は小さめで、喋り方が丁寧。エレベーターの中では雨で靴が濡れたとか、その程度の中身のない話をした。それでも間が気まずくならんのは、こっちが喋らせとるんやなくて向こうから振ってくるからやろう。
部屋に入って、鍵を閉めて振り返ったところで距離が縮まった。荷物も置いとらん段階でキスされる。ここまで早い子は久しぶりやった。店がキス魔の看板を掲げとるが、あれは誇張やない。むしろ控えめに書いとるくらいや。
荷物を置いて、上着を椅子の背にかける。その間もこっちの手を握ったまま離さん。営業でやっとる子は握り方が雑になるもんやが、指を絡めてくる握り方はそういう種類やなかった。テレビの音を消して、二人で笑いながらもう一度キスをした時点で、この日の遊びの当たり外れはだいたい決まったようなもんや。
この続きは限定のほうに書く。
和歌山メモ
和歌山市のこの手の店は、待ち合わせ型が増えとる。ホテルの前で拾って一緒に部屋へ上がる形やから、送迎の車を人目から隠す気遣いも要らんし、部屋を自分で選べるのが性に合う。人妻の看板やと年季の入った女ばかりを想像するが、この店は三十前後が真ん中で、若妻寄りの品揃えやのう。
大阪まで出んでも、これくらいの子には和歌山で会える。梅田まで往復する電車賃と移動の時間を足したら、こっちのほうが安上がりや。和歌山も捨てたもんやないのう。
向き不向きはある。りむは終始イチャイチャの子やから、事務的にがっつり責め立ててほしい人間には物足りなく映るかもしれん。キスが苦手な客にも最初から向かん。唇を塞がれとる時間が、とにかく長い。逆にそこが好きなら和歌山でこれ以上の相手はそうおらん。
予約は前日までに入れるのが無難や。この前、当日の夜に思い立って電話したら埋まっとった。