長岡まで走った夜のこと
先に断っておくと、俺のホームは新潟市の古町だ。古町は店の数が多くて、飲んだ流れでそのまま遊べる。だから長岡まで出ることは年に何度もない。
今回は八月の終わり、金曜の夜だった。取引先の集まりが長岡であって、そのまま駅前のビジネスホテルに泊まりになった。信濃川沿いの風がまだ生ぬるくて、シャツが背中に貼りつくような蒸し暑さだったな。
新潟の酒飲んでからじゃないと調子が出ない性分なので、駅裏の小さい居酒屋で〆張鶴を二合ばかり。隣の常連らしいおっさんに「兄さん、長岡の花火は見たかね」と絡まれて、見てないと答えたら心底あきれた顔をされた。この辺は花火の話になると誰も引かない。
ホテルに戻ってスマホを開いた。長岡はデリヘルが中心で、新潟市内ほど選択肢は多くない。ただ数が絞られているぶん、指名が集まる子が特定の店に固まりやすい。そういう街では、在籍の層を先に見てから店を決める。俺のやり方はいつもそれだわ。長岡は市内と違って店同士の距離が近いわけでもないから、はしごを前提にした遊び方は最初から捨てて、一発で当てにいくつもりで探した。時間は二十二時を回っていて、翌日の予定も無い。条件としては悪くない夜だった。
ROOKIE ルーキー 長岡 という店
部屋に来るまでの流れ
結局この日に選んだのが ROOKIE ルーキー 長岡 だった。長岡市内を中心に回している店で、駅前のホテルなら待ち時間はそう長くない。俺のときは頼んでから三十分弱で部屋のドアがノックされた。その間にシャワーを浴びて、備え付けのケトルで湯を沸かして、まだ余るくらいの時間はあった。
指名は写真を見て選ぶ形が基本になっている。料金は六十分で一万八千円、これに部屋代が別でかかる。上のランクに乗っている子だと時間帯を問わず千円上乗せなので、そこは最初から計算に入れておいたほうがいい。総額としては一万六千円から三万三千円くらいの幅に収まる店だ。
新潟市内の店と並べてみると
価格だけ見れば市内の同じ業態とほとんど変わらない。違うのは在籍の顔ぶれのほうで、県外から出稼ぎで回ってくる子の比率が低く、地元で普通に働いている子が夜だけ出ている、という空気が濃い。写真の加工も市内の大箱より控えめで、実物との落差が小さい。良し悪しはあるだろうが、俺はこの空気のほうが好きだ。
不満を一つ書いておくと、ホテルの部屋が狭くて、シャワーの前に荷物の置き場所に困った。これは店のせいじゃなくて、俺が安い部屋を取ったせいなんだが。
まあ自業自得だ。
あいなという子のこと
写真で見たときの印象は、清楚系のOLだった。実際に部屋へ入ってきた本人は、写真よりずっと背が低い。百五十センチ台の前半で、ショートヘアに丸顔。守ってやりたくなる系統というのは、たぶんこういう子のことを言うんだろうな。
二十七歳と聞いていたが、喋り方も声も年齢より若く聞こえる。昼間の仕事がちゃんとあるらしくて、その話をしているときの顔が一番自然だった。腕に触れたら肌がもちもちしていて、手入れをサボっていない子だとすぐ分かる。座り方も、脚をきちんと揃えるタイプ。
「今日、暑かったですよね」と笑いながらタオルを受け取る仕草がやたら丁寧で、こっちの緊張のほうが先に解けた。長岡の夏は湿気が新潟市より重い、なんて話をしているうちに、初対面の距離感がいつの間にか無くなっていて、気づけば向こうのペースで会話が進んでいた。この手の空気の作り方は、経験の量というより性格の問題だと俺は思っている。
結論から言うと当たりだ。
俺の採点はこうだ。
ルックス ★★★★☆
スタイル ★★★★☆
おっぱい ★★★☆☆
アソコ ★★★★☆
感度 ★★★★☆
性格 ★★★★★
胸は特別大きいわけじゃない。Cカップで、細い体に対して自然に付いている程度。爆乳が目当ての人には物足りないと思う。ただ性格の五つ星は俺の中ではかなりの高評価で、こればっかりは写真を眺めていても絶対に分からない部分だ。
さわりだけと、長岡で遊ぶときに俺が気をつけていること
ベッドの端に並んで座って少し喋ってから、顔を近づけたら向こうから目を閉じた。そこから先の空気の作り方がうまい。受け身に回っているときと、こっちに向かってきたときで見せる顔がまるで違う子で、その落差に完全にやられた。声も、しゃべっているときと最中とで別人だ。
これはやばい、と素で思ったな。
六十分にしたのは失敗だったな。時計を見たときにはもう残り十五分で、正直まったく足りない。次があるなら迷わず長い枠を取る。ここは俺の時間の見積もりが甘かっただけの話だが。
あとは街の話を少し。長岡はほぼ駅前で完結する。飲んでから呼ぶなら大手通の周辺で早めに切り上げて、ホテルに戻ってからにするのが一番楽だ。俺は帰りに青島食堂で生姜醤油のラーメンを食って、翌朝の高速で新潟市に戻った。二日酔いの朝に食う長岡のラーメンは、なぜかいつもより効く。学生の頃に部活の遠征で寄って以来、この店だけは何年経っても味が変わらないから、長岡に来ると条件反射で足が向いてしまう。
この夜の中身がどこまでどうなったのかは、ここには書かない。投稿者限定のエリアに全部置いてある。