三河の人間が名古屋のヘルスに入るのは、年に一回あるかないかだわ。普段は豊橋か豊川で済ませとる。名古屋まで出んでも遊べる、というのがこっちの持論だったな。
ただこの日は火曜の午後に栄で仕事の打ち合わせが入っとって、午前がぽっかり空いた。そういう日に限って、前から気になっとった子の出勤が10時からになっとる。これはもう行けってことだわ。
豊橋から名鉄で一時間、栄のメビウスへ
朝は豊橋駅から名鉄の特急。雨がぱらついとって、国府あたりで窓に水の筋が走っとった。金山で地下鉄に乗り換えて矢場町で降りる、いつもの名古屋行きのルートだな。
雨の名古屋は久しぶり。
車で来る選択肢もあったけど、栄のコインパーキングの値段を考えると電車一択。駐車場代で昼飯が一回食えるのは三河もんには痛いわ。
メビウスは栄三丁目の雑居ビルの四階に入っとる店舗型。名古屋のど真ん中なのに、ビルの入口は拍子抜けするほど地味だった。
栄の四階は穴場か
矢場町から歩いた道順
矢場町の駅から北へ、徒歩で5分ちょっと。傘を差しながらだったで、実際はもう少しかかった。大通り沿いは平日の午前でも人が多い。一本入ると急に静かになって、ビルの前で立ち止まっても誰も気にせん。三河から来た人間がきょろきょろしとっても目立たんのはありがたかった。
受付の声と部屋の明るさ
エレベーターが狭くて、濡れた傘を持った男が二人乗ると肩がぶつかる。ここは正直、ちょっと気まずかったな。
受付のスタッフはハキハキした若い兄ちゃんで、説明が早い。ネット予約で入れていたから、名前を言うだけで話が済んだ。待合は長くなく、10分もせんうちに呼ばれた。
部屋は思っとったより明るい。照明が白っぽくて、清潔感はある。そのぶん最初は少し落ち着かんかった。三河の店舗型だと、受付と部屋の間に妙に長い廊下があったり、待合で他の客と目が合ったりすることがある。ここは導線が短くて、誰ともすれ違わずに部屋まで行けた。一等地の店にしては、そういう細かいところが三河の穴場っぽい気楽さだったな。
笑うと目が線になる三十一歳、かえで
扉を開けたら、もう笑っとった。笑った瞬間に目がニコニコマークみたいな線になる子で、あれは写真じゃ分からん。
背は150cm台前半の小柄。肩も腕も細くて、並ぶとこっちの顎の下に頭がくる。三十一という年齢は聞いてから「ほんとに?」と二度見したくらいだわ。マジで二十代半ばに見えた。
「雨、大丈夫でした?」
向こうから先に話を振ってくる。こっちは口下手で、初対面だと三往復くらいで話題が尽きるタイプ。それを察したのか、神社巡りの話で勝手に盛り上げてくれた。豊川稲荷の名前を出したら「行きたかったとこ!」と食いついてきて、そこから一気に距離が縮まったな。
肌がすべすべで、手の甲が触れただけで分かる。
ええ子を引いた。
ルックス:★★★★☆
スタイル:★★★★☆
おっぱい:★★★☆☆(手に収まるちょうどいい形)
アソコ:★★★☆☆
感度:★★★☆☆(攻め好きなぶん受けは控えめ)
性格:★★★★★
最初の十分のさわり
挨拶が終わるか終わらんかのうちにキスが来た。軽いのじゃなくて、いきなりねっとりしたやつ。こっちが面食らって固まっとったら、「緊張しとる?」と笑われた。
シャワーの間もずっとくっついてくる。泡を流しながらも唇が離れん。友達みたいに喋っとった子が、スイッチ一つで顔つきが変わるのが分かった。
ベッドに移ってからは、主導権はほぼ向こう。ここから先の五十分の中身は、限定エリアに全部書いた。三河にもいい子おるんだわ、と言いたいところだけど、今回ばかりは栄の子だったな。
三河もんの本音
店の場所は分かりやすく、スタッフの対応も気持ちいい。名古屋の一等地にしては構えが控えめで、そこがかえって入りやすかった。
ただ、50分で入ったのは完全に失敗だった。話して、キスして、シャワーを浴びて、気づいたら残り時間が心もとない。次は迷わずロングにする。
終わってから打ち合わせまで一時間あったで、大須のほうまで歩いて味噌煮込みの店に入った。雨はもう上がっとった。土鍋の麺が硬くて、豊橋のうどん屋の柔らかいのが恋しくなるのは毎度のことだわ。打ち合わせの間じゅう、相手の話が半分くらいしか頭に入らんかったのは内緒にしとく。
この辺で十分、が口癖の人間が、帰りの電車でもう次の出勤日を調べとった。それが答えだわ。
ベッドの上でどう攻めてくるか、どこまで通ってどこで止まったかは、限定エリアで。