まずは数字から。身長162センチ、バスト110のIカップ、ウエスト70、ヒップ100。47歳。体型はぽっちゃりに入り、背も高い。腕を回せば腕の中がいっぱいになりそうな、厚みのある体だ。本人は、自分の胸は誰よりも柔らかいと言っている。乳輪は大きめとプロフィールにある。華奢な線を探しているなら、最初から入る扉を間違えている。
灯りのことを書いておく。店側の説明では、明るいところでは恥じらい、部屋を暗くすると人が変わる、という触れ込みだ。クオーターでハーフのような顔立ち、キスを好み、濡れやすく潮も吹きやすい、とも書かれている。ただ、どれも店の言葉で、客側から同じことを具体的に確かめた記録はまだ無い。一方で、昼の明るい時間に会い、その落ち着かなさがそのまま昂りに変わった例が1件ある。少なくとも、灯りが点いたままで台無しになった例は見当たらない。
客側の記録として確認できるのは2件。どちらも100分で、満足度はどちらも高い。顔、体つき、声、気遣い、話しぶり。そのすべてが好みだった、という言葉が並ぶ。嫌な思いをする場面はなく、癒されて終わっている。会う前にメッセージのやり取りを重ね、3か月あまり空けてからもう一度会いに行っている。それだけ後を引く時間だったのだろう。
それでも、手放しでは読めない。2件は時期こそ違うが、段取りも言葉づかいもよく似ていて、同じ一人の再訪と見るのが自然だ。つまり手応えは、実質ひとり分しかない。写真の点数も、ほかの項目より半歩低い。どこがどう違ったのかは書かれておらず、写真との差がどの程度かは分からない。プレイの中身も、濃厚だった、豊満な体に圧倒された、という以上の具体は見えてこない。
プロフィール上の性格は、明るくて恥ずかしがり屋。本人は、仕事であっても恋人同士のような時間を過ごしたいと書いている。在籍が多くてなかなか見つけてもらえない、とこぼす一文もある。控えめさと、近い距離を望む素直さ。その二つが同じ人の中に並んでいる。
向いているのは、豊かな体に包まれたい人、年上の女性の柔らかさに時間を預けたい人だ。記録は100分で急がずに過ごしたものしかなく、短いコースでどうなるかは分からない。予約から当日の連絡までは滑らかで、スタッフとのやり取りにも引っかかりは無かったようだ。灯りを落とすか、点けたままにしておくか。その小さな選択ひとつで、同じ時間が別の顔を見せるのかもしれない。