ななせ、30歳。159cmで、バストはAカップ、ウエスト56に対してヒップ87という数字が目を引く。細身で、腰から下にだけ丸みがある体つきだと店側は説明している。清楚で上品、色白。若い子にはない落ち着きがあって、見た目は可愛い系——確認できる記録はどれもこの線で一致していて、写真と実物の差に触れたものは見当たらなかった。差がない、と言い切れるわけではない。触れている記録がないだけだ。
気になるのは、この人がどちら側の人間なのか、ということだった。店側の説明では、年上の男を優しくいじめたい小悪魔的なS。乳首や性感帯を舐めて、いじって、焦らす——そういう趣向だという。ところが本人の申告欄には「受身タイプ」とある。どちらが本当なのかは、ここにある情報だけでは決められない。ただ、焦らされて幸せだった、という例が1件あり、清楚に見えて中身はエロい、というギャップに触れた記録は複数ある。受身と書いてあっても、主導権をこちらに渡したまま煽ってくる、そういう種類の女なのかもしれない。焦らされる側としては、そこが一番知りたいところなのだが。
会話は落ち着いていて、癒される。上品で感じがいい。素直で奥ゆかしい。性格について確認できるのはほぼこれで、悪く言うものは1件もない。ただし店が載せている評価は肯定寄りに偏る。それは頭の片隅に置いておきたい。
指名前に確かめておくべきことが二つある。ひとつは時間。店側の案内では、全員が30分コースまでと決められている。焦らされることに身を委ねたいなら、30分という枷はむしろスパイスなのかもしれないし、物足りなさの原因にもなる。もうひとつはNGの多さ。キス系がNG。耳・首・脇を舐めること、全身舐め、オナニー鑑賞、撮影、聖水や排便、アナル指責め、脇の下コキ、あえぎ声まで不可となっている。客側の耳首舐めは「悩み中」。3Pとデートコースは可、痴漢コースは不可。舐め合いや濃厚な絡みを求めるなら、向かない。
本人は年齢を気にしているらしい。それを、気にする必要はまったくない、と打ち消す例がある。タバコは吸わない。休日には茶道でお茶を点てるという——店側の説明にある話で裏づけはないが、落ち着いた印象の出どころは、そのあたりなのかもしれない。